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月10万円の報酬も。副業じゃない「複業」にオススメの仕事5選

コラム

オススメ職業5:システム開発(プログラミング)

プログラミング

 最後にご紹介するのはシステム開発(プログラミング)です。矢野経済研究所の「国内企業のIT投資に関する調査を実施(2019年)」によると、国内民間企業のIT市場規模(ハード・ソフト・サービス含む)は、毎年右肩上がりで上昇しているのですが、IT人材の供給が不足しています。

 経済産業省が2018年に公表した「IT人材需給に関する調査」では、2030年にIT人材が45万人不足すると言われているほどです。

 IT人材が不足する中で、企業側は複業IT人材を活用し始めています。以前ご紹介した複業クラウド(旧:AnotherWorks)やOffersでは、企業による複業のIT人材募集が積極的に行われています。また、複業のIT人材の募集を開始する自治体も徐々に増えており、昨今話題になっているデジタル庁でも募集人材には複業人材も対象となっています。

 このように、システムエンジニア自体の需要は高いのですが、仕事を受けるためには、当然ながらプログラミングスキルが必要です。

 学習時間の目安として、受講者数No.1を獲得したことのあるオンラインプログラミングスクール「Tech Academy」では1コースあたり「160時間」となっています。例えば、平日3日間は2時間、土日どちらかは4時間をプログラミング学習に費やしたとします。すると、週に約10時間勉強できる計算なので、約16週間(約4か月)で160時間を達成できます。

 もちろん独学とスクールに通うのは話が異なりますが、目安として160時間ほど勉強し、まずは簡単な案件から少しずつ経験していけば、半年から1年後には月に10万円という報酬も十分に可能です

 年齢は関係なく、やる気さえあればシステムエンジニアになれるので、興味があれば、まずは書籍を買ったり、Web上でプログラミング講座を受講したりしてみるとよいかもしれません。「あのとき始めておけば良かった……」と後悔しないように、まずはチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

<TEXT/株式会社エッグシステム代表取締役 高橋 翼(@egg_sys)>

株式会社エッグシステム代表取締役。「献身的な人のためにITシステムを活用する」というミッションを掲げ、中小企業向けにITシステムによる売上拡大・業務効率化を実現する「コンサルティングエンジニアサービス」、IPOを目指すベンチャー企業向け「IT統制サポート」を行う

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