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自動車ローンに落ちる人は年200万人も。カーリースは救世主になるか

ビジネス

自動車を「持つ」のではなく「利用する」

カルモ

自動車利用のハードルを下げるカーリース事業に今後も要注目だ ※画像はカルモくん公式サイトより

 ズバリ「自動車を持てなかった人」にとって、カーリースが救世主になるか、改めて聞いてみました。

「あくまでもカルモくんでの一例ですが、利用者の中には『自動車ローンの審査には落ちたが、カーリースでは通過した』といった声をいただいたことがあります。この一例だけで言えば、確かに『自動車を持てなかった人』でも『車を利用できるかもしれない』と言えなくはないです。

 ただ、我々が目指しているのはこのことだけではなく、もっと広い意味です。『自動車を持つのではなく、利用することで毎月の負担を安くしませんか』といったもので、特に地方部での自動車にまつわる悩みを解決するための一助になれば良いなと思っています。

 今後さらに本格化するであろう自動車の電動化などもありますが、仮に自動車の“接し方”が変わっても、自動車そのものはなくならないと思っています。今後も時代を先取りしたサービスを提供していきたいと思っています」

「自動車ローン」に落ちた人はもちろん、一般の人にとっても自動車は一生のうち頻繁に買い換えたり、乗り換えたりするものではありません。だからこそ、「所有」「利用」に関わらず、慎重な下調べや比較が必要です。現在、自動車の「所有」「利用」を考えている方、ぜひ自身のライフスタイルに合致したものを選ぶようにしてくださいね。

<取材・文/松田義人>

音楽事務所、出版社勤務などを経て2001年よりフリーランス。2003年に編集プロダクション・decoを設立。出版物(雑誌・書籍)、WEBメディアなど多くの媒体の編集・執筆にたずさわる。エンタメ、音楽、カルチャー、 乗り物、飲食、料理、企業・商品の変遷、台湾などに詳しい。台湾に関する著書に『パワースポット・オブ・台湾』(玄光社)、 『台北以外の台湾ガイド』(亜紀書房)、『台湾迷路案内』(オークラ出版)などがある

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