会社員でも投資で資産3000万は目指せる。大化けする「成長株」の見分け方
成長株の上昇パターンを知る
上場しているといっても、まだ知名度が低い状態では、サービスがうまく立ち上がり事業として成功するまでどれくらいの時間を要するのかはわかりません。
今やメガベンチャーになったエムスリー(M3、2413)は、上場後してすぐに花開いたわけではありません。2011年頃までは株価は多少上昇する局面もありましたが、それでも株価は横ばいで推移していたのです。株価が大きく上昇し出したのは2012年以降ですから、それまで持ち続けられたかどうかはわかりません。
まずは、成長株として大きく花開いた銘柄を見てみましょう。GMOPG(GMOペイメントゲートウェイ、3769)は新型コロナウイルス禍中に株価の居所を一時的に下げたものの、そこから再度高値を取ってきています。
不思議なもので高い株はより高値で買われていき、安い株はいつまでたっても安いままです。
私は5年前からGMOPGを保有していますが、そのときの株価は1000円でした。現在の株価から見ると1000円は激安価格のように見えますが、当時から業績に対して割高な株で、高いなと思いつつ少しだけ乗ったのがこのような結果になっています。あとは今の成長速度でいけば配当だけでも10年間で元が取れるでしょう。
成長株のチャートは決まっている
「ここで利益を確定して、次の銘柄を探せばいいのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、これだけの大化け株でかつ機関投資家が恒常的にポートフォリオに組み入れるだけの業績の裏付けがある会社です。2万円、3万円と株価が上昇していってもまったく不思議ではありません。
しかも、売却するということはその分のお金で、GMOPG以上の成長性が高い銘柄を探し出して、売った分だけ全部買うというオペレーションを組まなければ売却した意味がありません。もちろん、GMOPGが半値に下落することを待つという戦略も考えられるのですが、買い戻せないリスクを気にして、私は保有を継続しています。
また、このチャートを見て「買いにくいな」と思うでしょう。ところが、成長株のチャートはいつもこうした形をしているのです。買いにくいチャートを示しているのが成長株の特徴です。