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早く始めるほど有利。猿でもわかる「個人型積立年金」のメリット3つ

コラム

「iDeCo」のデメリット1:60歳まで引き出せない

シニアの男女

 もちろん、そんな魅力的なiDeCoにもデメリットは存在します。

 これは当たり前といえばそうなんですが、iDeCoはあくまで自分で作る「年金」です。

 通常の公的年金同様、60歳になるまでは運用中の資産を引き出すことはできません

 また、途中で解約することも原則認められていないので、iDeCoで積み立てる時はその点をよく理解してから始めましょう。

 iDeCoにお金を入れる=もうそのお金は使えない

 くらいの覚悟が必要なのです。

「iDeCo」のデメリット2:口座開設・維持に手数料がかかる

 iDeCoは口座開設・維持に、それぞれ手数料がかかります。

 口座開設手数料が2777円、運用期間中は口座維持に月額167円が発生します。また、iDeCoを取り扱う金融機関によっては、さらにこの額にプラスして手数料が発生する場合があります。

 小さな金額に思えますが、60歳まで継続して発生するとかなり大きな金額です。

 仮に25歳から60歳までの35年間、iDeCoを利用した場合、最低でもかかるトータルの手数料は、2777円+(167円×12カ月×35年)=7万2917円にもなります。

 実際には、上記にプラスして金融機関の手数料も発生するため、iDeCoを申し込む金融機関選びはよく検討した方が良さそうです。

初心者は堅実にスタートしよう

財布

 iDeCoは金融商品としての側面があり、通常の金融商品と比較しても運用メリットが高いのが特徴です。

 まずは堅実に老後のための蓄えを自分で確保するための選択肢として始めるのが良いのではないでしょうか。

 月額5000円からスタートして、「無理のない拠出金額で、老後の資産形成のベース作り」をするのがおすすめです。

 iDeCoで20代のうちから投資経験を積むのも資産経験と同じくらい大事なことです。将来が不透明な時代では投資スキルも必須になってきているので、iDeCoで将来の資産を築きつつ、投資経験を積んでおくのが20代ではその後の大きな資産になるのではないでしょうか

<TEXT/尾身宗一郎>

フリーライター。大学院を卒業後、大手メディア会社にてメディア運営やアドネットワーク運用などを担当。趣味は車。個人ブログ「bluexlab」を運営。

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