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30代・年収1800万円の元商社マン「“給料日は月に1回”の常識を疑え」

学び

「30歳で総合商社から転職するタイミングでSNSを真面目に運用しようと思ったんです」。そう自身のキャリアにおいての転機を語るのは、ツイッターでフォロワー数4万人を超えるイシコ氏@newsalaryman_21)。

会社員

※イメージです(以下同じ)

 年収を総合商社で約1000万円、外資系が1300万円。そして今は1800万円とアップさせてきた彼。前回のインタビューではそのキャリアを振り返ったが、いちサラリーマンが、なぜここまでネットで発信力を得られたのか。また、コロナ禍にあった今年4月には人生の幅を広げるためのブログ「プランBのすゝめ」をスタート。

 この“プランB”という考え方から、令和時代を生き抜くサラリーマン像のヒントが見えてくる――。

影響力のあるSNSは「自分の名刺」

――ツイッターを始めたのはいつ頃ですか?

イシコ:10年ぐらい前ですね。そのときは、ほとんどの人と同じようにミクシィやフェイスブックの延長戦でとりあえず登録したところから始まって。海外駐在をしていたときには経験したことや現地情報を発信していたら、徐々にフォロワー数が増えてきて。

「こういうことに興味を持つ人はいるんだな」とは思っていましたが、本格的に運用しようとは考えていなかったです。転職を機にツイッターに力を入れ始めた同じタイミングで、いろいろなサラリーマンのアカウントが出てきたときで。僕がパイオニア的なアカウントだったのもあって、フォロワー数が増えていったという感じです。

――影響力のあるSNSを持つことで、自分の新たな武器にも?

イシコ:それはありますね。僕の場合、自分とは別の人格で運用しながら、ツイッターでさまざまな発信をさせてもらっています。ネット上には名刺があるわけではないので、アカウントの内容を見てもらうことでキャラを掴んでもらえる。それによって、新しい出会いやコミュニティも広がっていきますし、1つの会社でサラリーマンをしているだけではできない経験ですよね。

良質なプランBが「本業」にも好影響を

副業

――そのなかで、今年になってブログ「プランBのすゝめ」を開設した経緯を教えてください。

イシコ:ブログを始めたのが4月で、まさしくコロナがきっかけでした。日本だけではなく、世界中で大きくライフスタイルが変化して、観光や航空、飲食などの業界が危機に瀕している状況を見たときに、何か1つにオールインしてリスクを分散できていなことが非常にリスクだと改めて強く感じたんですね。

――“プランB”というのはどういう意味ですか?

イシコ:僕の場合はプランA(本業)に加えて、ツイッターがあったことで副業や事業だったりができるようになったので常にプランBを備えておく重要性を痛感して。ただ「AorB」ということではなく、2つが相乗効果を生む「A&B」の考え方。ブログでは、良質なプランBを持つことで、プランA(本業)の向上にも繫がるということをコンセプトに発信しています。

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