上司をモヤモヤさせない「テレワークでの報告」3つのコツ
「成果に至るまでの行動とその目的」
2つ目は「成果に至るまでの行動とその目的」を伝えることです。1つ目の定性的な報告に当てはまる内容ですが、上司は部下が何を考え、どういった行動に移しているのかを知ることで部下が期待している動きをしているか知ることができます。
そのため成果だけでなく、その成果に至るまでの行動やどうしてその行動をとったのか? の目的を伝えることが重要です。
営業職の場合、「既存顧客の現状を知り、次期も契約を継続してもらう目的のために電話を入れたところ、課題の共有がしたいと言われたので明日打ち合わせのアポが入った」など、行動の意図がわかる報告をしましょう。開発職であれば「問い合わせがあった機能改善をするために既存のソースコードを調べたところ、意外と少しの実装で実現しそうなことがわかったのでスケジュールに開発の工数を入れておいた」といった報告をするイメージです。
こうすると、きちんと考えて行動に移し、成果につなげようとしている、ということが伝わり、上司を安心させることができます。
行動後の所感(課題)を伝えよう
3つ目は、行動後の所感(課題)を伝えることです。行動が100%成果につながるわけではありません。また、すぐに成果が出ない場合もあります。
そういった状況の部下に対して上司が気になるのは「成果につながる改善をしようとしているのか?」ということです。成果は行動によってのみ得られるものですが、その行動や考えが間違ったものであるなら当然成果は出ません。
そのため上司は「行動後になにを感じたか? 課題をどのように捉えているか?」を知ることで、適切な行動を取ろうとしているかを知ることができます。行動後の所感を伝えることで、自分が何を学んだのか、どこに課題を感じているかなどを伝えることができます。