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「お~い、お茶」は別の商品名だった?売上急増させるネーミングの法則

学び

共感されるネーミングをつくるコツ

共感

 7つのチェックポイントをお伝えしましたが、これらのチェックポイントから考えはじめないでください。

1. まず、ネーミングを考えてみる(直感)
2. その後で、浮かんだネーミングをチェックするために、7つのチェックポイントを使う(論理)

 という順番がネーミングをつくるプロセスとしておすすめです。

 なぜなら、私は、論理の積み上げから、共感は生まれにくいと思っているからです。直感や感性から生まれたネーミング(原石)を、論理に当てはめたり、説明しようとする過程で、原石は磨かれながら、ダイヤモンドの輝きをもつようになります。

 また、ネーミングがしっくりくるまでには、時間がかかることがあります。時間とともに、だんだんと体に馴染んで、浸透していくネーミングもあります。すぐにネーミングを決めようと焦らず、気持ちを落ち着かせる時間も大切にしながら、7つのチェックポイントをぜひ活用してみてください。

<TEXT/中野巧>

共感を科学する「エンパシーデザイン・ラボ」主宰。株式会社studio‐K代表取締役。ビジネスにおいて「共感力」を磨くことが、文章力、マーケティング力、コミュニケーション力、企画力など、プロフェッショナルの仕事力を高めるという考えから、「共感」と「再現性」をテーマにした文章作成法「エンパシーライティング」を開発。近著『稼ぐ人の「超速」文章術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など

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