「やりたい仕事が見つからない」と悩む人が知るべき4つのこと
2:探している時点で、実は「やりたいこと」はない
当然といえば当然ですが「自分は何がやりたいんだろう」を考えて仕事を探している時点で、自分の中に「やりたいこと」はありません。この状態から「やりたいこと」を無理やり見つけて仕事にするのは至難の技。なので、「やりたいこと」がない人は以下を軸に仕事を選んでみましょう。
・自分にメリットがある
・社会的にニーズがある
・将来も存続している仕事である
「やりたいこと」から仕事を探す方法ももちろん間違いではないのですが、選んだ仕事が自分にとって“メリット”があるとは限りません。しかし、将来性があり需要も大きい仕事なら、この先も長く働けるメリットがあります。加えて、仕事を続ける中でできることや得意なことが増えれば、その仕事が「やりたいこと」に繋がる可能性だって十分あり得るのです。
どうせ働くなら、社会的需要があり、自分にもメリットがあり、今後のキャリアとしても強みになる仕事がいいですよね。そのため現時点で「すごくやりたい」と思える仕事がないなら、まずは「今ニーズのある仕事」に挑戦することをおすすめします。
3:「やりたい気持ち」だけでは受からない!?
「やりたい仕事が見つからない」とは逆に、「やりたいこと」がある場合も要注意です。例えば面接で志望動機を聞かれた際、「やりたい気持ち」だけを伝えようとすると、かえって低評価に繋がってしまうこともあります。
なぜなら多くの場合、この「やりたい気持ち」がサービスや製品を提供する側ではなく、ユーザー側の視点で考えられてしまっているから。特に新卒採用の面接では、ほとんどの就活生がこの「やりたい」押しの志望動機を話します。
このような人たちに対して「やりたい気持ち」以外に具体的な業務の質問をしていくと、うまく答えられないケースは多々あります。「やりたいこと」があるのはとても素晴らしいことです。しかし、それを仕事にする場合は、「ユーザー側」ではなく、「サービスを提供する側」の視点で、その仕事の大変な部分やデメリットまで落とし込む必要があります。