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「やりたい仕事が見つからない」と悩む人が知るべき4つのこと

学び

「今の会社が潰れそうだから転職したい。でも、どんな仕事をやったらいいのかわからない」「今の仕事から思い切って職種も変えたいけど、やりたい仕事がない」

 このように、“やりたい仕事探し”に悩む人は、コロナで混乱する状況下でもたくさんいます。

面接 就活

※イメージです

 約8年間、20代(第二新卒・既卒・フリーター)の就業サポートを行っている株式会社UZUZの専務取締役・川畑翔太郎さんは、これまでに支援してきた人はのべ1500人以上。キャリア・就活に悩む20代の相談に数多く乗ってきました。

・「やりたいこと」に囚われて就職活動ができない
・「やりたいこと」ができないと不幸なのではないかと思う
・「やりたいこと」を仕事にできる人と自分を比べてしまう

 今回はこんな人に向けた記事をまとめました(以下、YouTube「UZUZ就活チャンネル」をもとに構成)。

1:「やりたいこと」が「良い仕事」とは限らない

 まず第一に「やりたいこと」が必ずしも「良い仕事」とは限りません。これは私自身の話ですが、私は新卒の時に制作会社や広告代理店といった企業を受けていました。理由は至ってシンプル。就活ノウハウ本に書かれた「やりたいことを仕事に」という言葉をそのまま受け取り、「それなら、大好きなテレビや映画に関われる仕事をしよう」と考えたからです。

 ただ、当時は「やりたいこと」「好きなこと」だけが先行していたので、その仕事の大変さや厳しさまでは理解できずじまい。結局、全社お見送りでした。そして今、就業サポートをしていると、「その働き方はきついな」と感じる人たちの話を聞く機会があります。その中には、かつて私が志望していた制作会社勤務の人たちも数多くいました。

 全ての会社に当てはまるわけではありませんが、制作会社は業務量がとにかく多く、帰宅できないこともしょっちゅうです。入社時に「残業はない」と言いつつも、蓋を開けたら月の残業時間が200時間を超えていた、なんてことも珍しくありません。

「良い仕事」とは一体どんな仕事なのか

ウズウズ

「良い仕事」とは一般的に、このような特徴が当てはまる仕事です。

・稼ぎが良い
・働きやすい
・やりがいがある
・将来のニーズがある

 しかし、制作会社は労働時間が長く、誰が聞いても“過酷”な仕事。下手をすれば体や精神をも壊してしまいます。実際、制作会社で働く人から「辞めたい」と相談を受けることも少なくありません。このような事実からも「『やりたいこと』が必ずしも『良い仕事』とイコールになるわけではない」ということがわかるのではないでしょうか。

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