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コロナ下で「稼げる人、稼げない人」の差はどこでつく?

学び

 世界中に不況の嵐を巻き起こした新型コロナウイルス。正社員が“コロナ解雇”の憂き目に遭うなど、安全地帯にいた人ですら、生活が脅かされている。国や組織に頼らず自らの知恵でチャンスを掴んだその方法とは?

マスク勤務

※画像はイメージです(以下同じ)

今回のコロナで社会の弱点が露呈した

 経済ジャーナリストの磯山友幸氏は今回のコロナ禍を「敗戦時の日本と同じ」と例える。戦争のような大きな災禍は、その国の主義・思想に転換をもたらすが、コロナ禍の今もそれにあたるというのだ。

「戦後は軍国主義から民主主義へと大きな転換がありましたが、変わって現在はどうでしょう。これまで、新自由主義を標榜していたはずの日本が、コロナ禍で給付金を出したり、マスクを郵送したりと、まるで“配給”のようなことをやっていますよね。ここにきて新自由主義的な競争社会の弱点が露呈してしまったともいえます」

 だが、旧来の主義から発想を転換しようにも、すぐにうまくいくはずがない。

時代の変化をうまく掴んだ人が成功する

マスク 薬

「政府はマスクひとつ配るだけでも手際が悪かった。その隙に、個人の転売ヤーがマスクを高値で売ったわけですよね

 マスク転売の倫理的な是非はさておき、コロナ禍では機転を利かせた人から先にカネを稼いでいる。購入価格以上でのマスクの転売は法改正により3月15日以降、禁止になっている。

 第二次世界大戦後といった混乱期にも、時代の変化をうまく掴んで、機転を利かせた人が富を得ている。

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