テレワークで面倒くさい上司の扱いに困ったら…3つの対処法
指示が曖昧な上司を変えられるかも
しかし、みなさんがこのようなタスク管理を適切に行うならば、指示が曖昧な上司も、指示が出しやすくなります。また、スケジュールを事前に共有しておけば、無茶振りをすることも少なくなると考えられます。
また、タスク管理は生産性の向上にも役立ちます。例えば、会計ソフトの競合調査などは、多くの場合、同じ内容となるため、競合調査の汎用資料を作成し、営業部内で共有するなど生産性を上げるために仕事のやり方を見直すことにもつながります。
上司も困った部下に悩んでいる?
「上司から指示が来ない」「上司が無茶ぶりをしてくる」という若手社員の上司に話を聞くと、「部下が指示待ちで困る」「部下が進捗を報告して来ないので、いつも締め切り直前に大変になる」とぼやいているケースが少なくありません。
つまり、上司と部下、どちらかが一方的に悪いということは少なく、双方の歩み寄りが不足することで、こうしたトラブルを起こしていることが多い訳です。テレワークにおいて、こうしたトラブルを解決するために必要なことは3つです。
1:仕事を見える化する
2:タスク管理をする
3:“報連相(ほうれんそう)”を心がける
1、2の“仕事を見える化する”、“タスク管理をする”については、すでに説明しましたので、ここでは3の「報連相を心がける」について説明します。テレワーク環境では、職場に比べてコミュニケーションの頻度と情報量が少なくなります。
例えば、「資料のテンプレートを送って欲しい」、「過去の事例を送って欲しい」など職場では気軽に依頼できたことが、テレワークでは難しくなります。コミュニケーション頻度の減少を補うには、SNSを有効活用することをお勧めします。
時間がかかるメールよりSNSを
私は、仕事上のコミュニケーションは、ほとんど、LINEで行っています。なかにはLINEやFacebook Messengerなどを仕事で使いたくないという方もいるかもしれません。そうした方は、Chatworkなどを使用してもよいでしょう。
感覚的な話ではありますが、メールで文章を書く場合、フォーマルな文章となる傾向があります。また、文章が長文になりポイントがぼやけてしまうことも多々あります。メールは、社内のシステム管理者が見ることもできますし、サーバーに残ってしまうこともありますから、私自身もメールを送る際には気を遣います。
そのため、SNSよりも文章の作成に時間がかかりますし、神経も使います。このようにSNSを有効に活用することで、テレワークやフリーで働く時に生じるコミュニケーション上の課題を解決することができるようになります。