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テレワークで面倒くさい上司の扱いに困ったら…3つの対処法

学び

作業内容を整理すれば段取りもしやすい

 続いて、作業の詳細を「インプット」「自分がするべきこと」「アウトプット」に分類して整理していきます。以下の図では“競合調査”という作業を整理する方法を示しています。ここでは、“競合調査”を作業と呼んでいますが、担当者が具体的に何をすべきか分かるレベルに分解された仕事のことを作業と呼ぶこととします。

テレワーク図

“競合調査”の「インプット」とは、営業担当者が“競合調査”をするために調べる情報です。インプットには、競合商品の機能などが挙げられています。そして、「アウトプット」は“競合調査”の結果として提案資料に盛り込む内容です。

 このアウトプットを出すために営業担当者がやることが、「自分がするべきこと」にまとめられています。

 このように、作業内容を整理しておくと、仕事のモレを防ぎ、段取りもしやすくなります。テレワークで新人に仕事を教える時に役立ちますし、部署内で仕事を分担する時、あるいは上司への“報連相”や業務の効率化にも役立ちます

 ここでは営業職を例に挙げていますが、他の職種の方も、自分の仕事を見える化しておきましょう。仕事を見える化する際には、仕事を上手く進めている先輩社員の働き方を参考にすることをおすすめします。

上司からの無駄な電話を減らせる

 仕事を見える化し、仕事の進捗などを管理することタスク管理といいます。タスクをスケジュールに展開し、関係者に共有することで、テレワークのように離れて仕事をしている環境でも、誰が、いつ、何をしているか明確になります

 こうすることで、上司も部下の行動が分かるようになり、部下の行動をチェックするために電話をかけるといったことも少なくなるでしょう。

 一般的に、タスク管理ができていない会社は多く存在します。上司もタスク管理が苦手であるというケースもよく目にします。こうした上司は、社員の顔が見えないテレワークではより一層、タスク管理ができなくなってしまいます

 そのため、適切な指示を部下に出すことができず、部署全体のパフォーマンスが落ちてしまうことにもなります。

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