テレワークで面倒くさい上司の扱いに困ったら…3つの対処法
部下に無茶振りをする、指示が曖昧で分かり難い、責任を取らないなど、普段から困った上司に対してストレスを抱えている人は多いでしょう。こうした問題は、テレワーク環境になると一層悪化します。
テレワークは本来、ワークライフバランスを保つことができる理想的な働き方であり、上司に比べてSNSやテレビ会議にも慣れており、テレワークで働くことでプライベートを一層充実させている若手ビジネスマンもいます。ここでは、テレワークで成功している方々の働き方をみながら、若い人が抱える課題をどうすれば解決できるのか、一緒に考えていきましょう。
※本稿は『すごいテレワーク アイデア&成果を2倍にする方法』(福山誠一郎、PHP研究所)を元に書き下ろしたものです。
自立するには仕事を“見える化”するべき
テレワークが実施されることになり喜んでいる人がいます。こうした方は、自分のやるべき仕事を自分で管理し、自立して働くことができるので、「通勤時間や不要な会議に出る必要がなくなり、自分の仕事に集中できる!」とテレワークを歓迎しています。
業務経験の浅い若手社員の中には、先輩に付いて仕事をしている方も多いかと思いますので、「自立して働きましょう!」といきなりと言われても戸惑うかもしれません。
しかし、自立して働けるようになるための近道があります。それは、自分の仕事を“見える化”することです。ここで、仕事を見える化するとは具体的にどういう状態なのか、例を用いて説明します。
以下の図は、会計ソフトの営業をテレワークで行う鈴木さんの仕事の一部です。営業には、アポ取り、初回訪問、提案、見積、クロージングなどの仕事があります。
そして、アポ取り、初回訪問、提案などの仕事は、さらに細かく分解することができます。以下の図では、提案の仕事をさらに細かく分解し、必要な作業の流れ(提案の段取りを決める、関係者との会議、競合調査……)を示しています。
上司や先輩から「仕事の全体を見なさい」と言われることもあるかと思いますが、このように作業の流れを書いておくと、仕事の全体像が把握できるようになります。