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“コロナ破局”しそうになった会社員の暴走「探偵を雇うことも考えました」

暮らし

全ての矛先が彼女に向いた理由

「10以上のプランを考えたんですが、結局は一番シンプルなプランで行くことにしました。正面切って彼女に謝ることにしたんです。会うことができれば土下座でもしていましたが、ビデオ通話もできなかったので、なぜこんなことになったのか電話口で包み隠さず説明しました」

 仕事が暇になり、ジムにも行けずに家に閉じこもる生活が続いたことで、全ての矛先が彼女に向いてしまった。そう自分なりに分析して説明したそうです。

「思いも寄らない変化だったので、自分でも驚いていることやショックだったことも伝えました。そして涙ながらに復縁をお願いしたところ、彼女は何とか許してくれたんです

電話やLINEも回数や時間を決めて

落ち込む男性

 その時の喜びは、「内定を取れた時や、大型案件を受注できた時より嬉しかった」と言います。

「きっと以前の距離感が彼女にとっても居心地が良いと思うので、あの頃の自分を思い出して、会いたい気持ちが湧いてきても、必死に堪えるようにしています。電話やLINEも回数や時間を決めて、それを守るように徹底しています」

 いま宮崎さんが楽しみにしているのは、コロナウイルスが収束した時のこと。彼女の許しが出たらすぐにでも会いに行き、心を込めてプロポーズするそうです。

特集 新型コロナ・若者の憂鬱

<TEXT/和泉太郎 イラスト/デザイア恵利>

込み入った話や怖い体験談を収集しているサラリーマンライター。趣味はドキュメンタリー番組を観ることと仏像フィギュア集め

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