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希望年収はどう書くべき?履歴書の正しい書き方をプロに聞く

学び

どこからどこまで「一身上の都合」?

 退社理由を説明する上で使い勝手が良いのが「一身上の都合で退社」。大抵の状況で使えそうな気もするが、果たしてどこからどこまでの場合に使うべきなのか。

「『一身上の都合での退社』というのは、実は『退職理由を何も説明していない』ことと同じなので、備考欄でも良いので退職理由は記載した方がいいです

 どちらにしろ面接では退職理由を説明することになるため、退職理由は説明するに限ります(理由や詳細を説明することができないことは「単なる退職」としてネガティブな評価を下される)。また、履歴書に退職理由を記載しておけば、面接官の目に先に触れるため、『その退職理由が受け入れられるのか?』を事前にチェックすることができます」

自己PRで周りに差をつけよう

面接

 面接前に少しでも企業側によく見られたいと思うのは山々だが、「履歴書・職務経歴書」だけで印象を良くすることはどうやら難しいそうだ。

「結局は顔写真、学歴、職歴を中心に見ているので劇的に印象を変えるのは難しいかもしれません。ただ、自己PRに関しては、ある程度自由度が高く、エピソード選び、書き方を工夫することで評価を高めることはできます」

 就労歴がなかったり、転職経験が少なかったりすると空白が目立ってしまうのが職歴の欄。アルバイトの経験とはいえ、一応書いておいたほうが良いのか。

「特に書いてはいけないと決められていないので、職歴がない方であれば書きましょう。職歴がない場合、アルバイトが職歴の代わりになります。なので、職歴もアルバイト歴も書かなければ業務経験は0点。でも、アルバイト歴だけでも書いていれば少々は評価されます。

 ただ、あまりにも短い期間のアルバイトをいくつも記載していると、『継続性がない』と判断されかねないので、書くのであれば少なくとも3か月以上継続していたものを書きましょう

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