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フォロワー5000人超の”スーパー会社員”に学ぶ「インスタで人気者になるコツ」

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■Point3: インスタ以外のSNSアカウントと連携・告知

 Instagramアカウントを知ってもらう方法として、ほかのSNSとの連携も効果的です

 Instagramはそれ自体の拡散性は低いですが、TwitterやFacebookはもちろん、Tumblr、Ameba、mixiなどと簡単に連携できるため、同時に投稿することでインスタグラムアカウントの存在を知らせることができます。

 ただし、ただInstagramと同じ投稿を垂れ流すのはNG。各SNSのフォロワーにウケがよさそうなものかどうかを考えながら、SNS連携による同時投稿を利用していきましょう。

■Point4: ユーザーと積極的に交流する

リーマントラベラー

※リーマントラベラー東松さんのアカウントより

 Instagramに限らず、SNS上でフォロワーを増やしていくためには、ユーザーと積極的にコミュニケーションをとることが重要です。

 コメントに返信するのはもちろんのこと、コメントでもらった質問に回答する内容を新たに投稿するのも効果的です。

 さらに、興味関心が近そうな人を見つけたら、自分から投稿に「いいね!」したり、フォローしたりしましょう。そうすることでアカウントの存在に気付いてもらえて、フォローバックしてもらえるかもしれません。

 リーマントラベラー東松さんの投稿を見てみましょう。青で囲った部分がフォロワーのかたのコメントで、赤で囲った部分がリーマントラベラー東松さんの返信です。

 それぞれのコメントに対して、友人に接するように親しみのこもった返信をしているのがよくわかります。

■Point5: ほかのインスタグラマーと交流する

リーマントラベラー

※リーマントラベラー東松さんのアカウントより

 ユーザーとの交流は、コメントや「いいね!」以外にメンションを使う方法もあります。メンションとは、投稿する際のキャプションの中に「@ユーザー名」を入れて投稿することで、「その人について言及していること」を表します。

 メンションは相手のプロフィールページへのリンクになるため、投稿を見て興味を持った人がメンションされている人のプロフィールを閲覧し、新たなフォロワーになることもあります。近しいテーマでインスタグラムを活用している知り合いがいるなら、お互いをメンションして協力し合うのも効果的でしょう。

 必ずしもフォロワーが多い人ではなくても、ジャンルが近ければフォロワーを増やす効果は期待できます。

 また、フォロワーを増やすという目的を考えれば「メンションしてもらう」ことが重要ですが、人気インスタグラマーとの写真を使って自分からメンションすることで、「自分のアカウントに箔がつく」面もあります。交流がある人に対しては、失礼にならない程度にメンションしてみましょう。

 これは、経営コンサルタントでサッカーのプロサポーターでもある村上アシシさんと一緒に撮影した写真の投稿です。キャプションで村上アシシさんをメンション(赤で囲んだ部分)しています。

 村上アシシさんは、著書も出版していて、インターネット上では一定の知名度がある方です。そういった方との交流を示す投稿をきっかけに、アカウントに興味を持ってもらえることもあります。

「Foodie」で撮ってそのままアップ

 フォロワーを増やすためにインスタ運用で気を付けているポイントについて、実際にリーマントラベラー東松さんにインタビューしました。

「通常の投稿では旅行情報を、ストーリーズではリアルタイムの情報を中心に投稿しています。ストーリーズはTwitterの使い方に近いですね。僕はあくまで海外旅行の人なので、あまり関連性が薄いものは通常の投稿ではアップしていません」(東松さん)

 さらにこう続けます。

「ほとんどの人がおじさんのインスタ映えは興味ないでしょう。だから、加工もしますが、そんなに時間をかけずにやっています。食べ物の撮影に特化したカメラアプリ『Foodie』などで撮って、そのままアップすることも多いです。Instagramは写真が伝わらないと始まらないメディアなので、言葉選びにはそこまで時間をかけず、綺麗な写真があればとにかく投稿するようにしています」

 届けるものが違えば、届け方も違ってくるInstagram。東松さんは「他のSNSとは完全に切り分けて考えている」と答えます。

 Instagramでフォロワーを増やし、自分と趣味嗜好が近い仲間を増やしたい、ビジネスでも一目置かれる存在になりたいといった方は、試してみてはいかがでしょうか。

<TEXT/小東真人>

SNSマーケティング情報メディア「ソーシャルメディアラボ」編集長。2017年明治大学国際日本学部卒業、株式会社ガイアックス入社。地方や中小ビジネス向けセミナー講師を担当。SNS運用の先進事例を持つ企業への取材を行う。Twitterアカウントは@gxsoc_kohigashi

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