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噂の「iPhone SE2」スペックを予測。値段は4万円台前半か?

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SE2は日本でも発売されるの?

 日本人の「iPhone信仰」は世界でも際立っていると言われる。要は「高くても売れる」ウハウハな状態なわけだが、日本においても「廉価なiPhone」への需要は増していると見るべきだろう。

 日本市場の特殊性について言うならば、かつて存在した「端末料金実質無料」というビジネスモデルと、その崩壊が挙がる。

 日本では、携帯電話購入時の端末代について、代理店が負担する方式が長らくまかり通っていた。それが規制された後は、端末代金を月賦とし、月々の割引で相殺する仕組みが用いられるようになった。したがってかつての日本では、世界で最も「高価なiPhoneを買いやすい」体制が整えられていた。

「廉価なiPhone」に一定の需要が

iPhone展示

 しかし総務省からの指導によって、「実質無料」を実現したシステムはほぼ解体されている。iPhoneの最新モデルを普通に買えば、安くとも10万円前後。「端末代は無料」が染み付いた古くからのユーザーにとっては、少なからずためらう買い物になってしまう。

 これが足かせとなって、iPhone 6や6sからの機種変更を見送っていたり、あるいは安価な中国製Androidスマートフォンに乗り換えたユーザーもいることだろう。

 そういった層が存在する以上、「廉価なiPhone」に一定の需要があることは確実である。iPhone SE2も、「日本を含む世界で発売」とするのが正常な判断なはずだ。

 ただしFelicaなど、一部の仕様が省略される可能性は存在する。日本人には「おサイフケータイ」としても馴染みのある便利なシステムだが、QRコードで決済を済ませる第三世界の国々では無用の長物なのである。

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