マクドナルド、初の「ごはんバーガー」発売。世界のマック“ご当地バーガー”4種
エジプト:マックファラフェル(ラップタイプ)
次はエジプトです。ここのマックでは、朝食用メニューの中に、「ファラフェル」と呼ばれる、ひよこ豆などから作ったコロッケのような食べ物を野菜と一緒に包んだ商品があります。
エジプトではファラフェルが屋台などで食べられる気軽なスナックとして人気で、それを3つ挟んだのがこの商品。
実はこのファラフェルにも、もともと肉や魚は使用されていません。
でも、ひよこ豆でたんぱく質が摂取できるからか、食べると意外と満足感があります。
このマックファラフェルには、味付けにタヒニソースが使用されています。タヒニとは白ゴマから作った調味料で、エジプトだけでなく中東や地中海沿岸などでもよく使用されています。これがファラフェルに合うのですね。
現在販売されているマックファラフェルはラップタイプですが、著者がエジプトを訪れた2002年当時ではこの商品はバンズタイプでした。時代とともに装いも変わっていくのですね。
スウェーデン:マックヴィーガン
3か国目は北欧スウェーデンです。ここはバンズ(パン)を使用しているのですが、具材に肉を使用しない、「ヴィーガン」向けのバーガーを販売しています。
「ヴィーガン」とは、ベジタリアンよりもさらに厳格に制限がある食のスタイルで、肉や魚だけでなく、卵も乳も使用していないものしか食べません(厳密には、革製品などの使用すらしません)。
ではそんなスウェーデンのマックヴィーガン、バンズで挟んでいるものはいったい何なのか? それは、大豆たんぱくで作った植物肉(プラントベースドミート)なのです。
豆や野菜でベースを作り、スパイスなどで味が付けられたものが果たして肉の代わりになるのかは実際に自分自身で食べてみて判断するしかありませんが、こうした植物肉は、この数年で一気に味のクオリティが向上していると言われています。