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霜降り明星が語る「コンビが消滅しそうになった」時期

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ズレから生じた「お笑い第7世代」という現象

霜降り明星

――ご自身のラジオ番組のなかで、せいやさんが発言した「お笑い第7世代」が2019年に一気に浸透しました。

せいや:ホンマのこと言うと……熱いシャワーを浴びながら思いつきました(笑)。ラジオでも言ってますけど、M-1獲ってアツアツの体になってシャワー浴びてるときに「あれ、ちょっと待てよ。20代で集まったほうがええんちゃうか?」って。ハナコと霜降りが賞レース獲った年っていうのもあったし。

 ただ、再三説明してますけど、僕は「お笑い第7世代」とは言ってないんですよ。単純に「第7世代」。「7」って数字はゴロです。お笑いだけじゃなくて、スポーツとか俳優、YouTuberの垣根を超えた20代が集まる番組って面白いんちゃうかって言ったんです。

 20代にしか分からん共通用語を広めていったら新しい需要があるんちゃうかなって。これが一番のズレなんですよ。いずれにしろ、ラジオで言ったことが思ってたイメージとは違う方向で広まってしまって。正直、もう僕に責任はないと思ってます(苦笑)。

――ただ、そのおかげで、同世代の芸人たちが飛躍した年だったようにも感じます。

せいや:だからと言って、僕らが「第7世代でなんかやろうぜ!」みたいなことは思ってないですね。周りが言ってるだけですから。もちろん20代の芸人で集まって、自分たちがMCの番組をやりたいって気持ちはありますけど。それは「第7世代」とか関係なく、どの芸人も一緒だと思いますよ。

霜降り明星が「手応えを感じた/苦戦した番組」

――2019年は大活躍されて、ブレイクタレント1位にも輝いています。そのなか、もっとも「手応えを感じた」「苦戦した」番組があれば教えてください。

粗品:冠番組の『霜降りバラエティ』は、けっこう手応え感じてますね。面白いと思っていることができてるからでしょうけど、毎回楽しいです。苦戦したのは『Qさま!!』ですね。クイズプレゼンバラティってことなんですけど、僕がバラエティ風に振る舞ったら視聴者の方に怒られたっていう。(スネたように)番組側はけっこう受け入れてくれたんですけどね。

せいや:手応えを感じたのは静岡で放送されている『霜降り明星のあてみなげ』。レギュラーでこれだけ続いているのがはじめてだし。メッチャ嬉しいんですよ、3か月ごとに更新されていくのって。2019年は終わらなかったし、最高の1年になりましたね。

 僕もいっぱい苦戦した番組あると思うんですけど、寝て忘れてますわ。『IPPONグランプリ』は苦戦というか、ああいう難しさがあるんだなと感じました。(博多)大吉さんとかも言ってくれてましたけど、「コンビで出れただけで光栄」っていうのがあるので、落ち込むのも失礼なのかなって。周りがすごすぎるんですよね。

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