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キリン「本麒麟」開発部門責任者が語る、大ヒットの理由と美味しい飲み方

ビジネス

直飲みよりもグラス飲みがおすすめ

キリンビール

缶からグラスへ移して飲むのがおすすめ

 マスターブリュワーとして開発に携わる立場から、美味しい本麒麟の飲み方について聞くと、缶からグラスへ移して飲むのがおすすめだという。

「夏はキンキンに冷えた缶の直飲みでグイグイっと飲めるが、冬場のおすすめはグラスへ移し変えて飲むこと。味わいひとつとっても、直飲みよりグラスに移して飲むことで、ガスが抜けて苦味がマイルドになる。

 また、本麒麟は香りが豊かなので広口のグラスを選ぶと、本来の麦やホップの香りを味わいながら飲むことができる。さらに、グラスを冷やすのは冷たくて美味しいビールを求める人には最適。夏や冬など季節によって飲み方を変え、自分の好みを見つけてみるのもいいのでは」

 筆者自身もずっと缶のまま飲んでいたが、グラスに注いで飲んだところ、口当たりがなめらかになって飲みやすさが増した印象を受けた。最後に、本麒麟に合う料理について田山氏は次のように語った。

「本麒麟は上質なホップを使っていて、かつ長期低温熟成で味を造りこんでいるため、基本的にはどんな料理でも合う。特に味付けが濃いものとは、飲みごたえがある分、味が負けないので相性が良い。冬の定番料理である鍋はもちろん、ブイヤベースやアヒージョ、ポトフなど温かい料理のお供としてはぴったりだと思う」

<取材・文/古田島大介>

1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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