スマホ錬金術、月収120万…怪しい「情報商材」にダマされやすい人の特徴
「情報商材ビジネス」という言葉を聞いたことはありますか? モノを売るのではなく、あくまでノウハウやテクニックのような情報を売るビジネスモデルで、ネットの普及以降、爆発的に伸びている分野です。
しかし当然、中には詐欺まがいの高額な情報商材も存在します。11月7日には消費者庁が「スマホ錬金術」「月収120万円稼げる最新ビジネス」などとうたった情報商材ビジネスについて、注意喚起を発表しました。
今回は、元・情報商材業者で、現在はシステム管理業務に携わる大久保力也さん(仮名・30歳)に情報商材の目利きや、泣き寝入りしない方法などについて話を伺いました。
安易に購入するべきではない
――「情報を買う」という情報商材のシステムに疑問を感じてしまうのですが、情報商材は危険なものなのでしょうか?
大久保力也(以下、大久保):情報商材そのものは危険でもなんでもありません。例えば資格試験を受験する際、書店で参考書や過去問題集を買ったりしますよね。
要は紙に情報が印字されている書籍と本質的には一緒です。ただ最近では内容が非常に薄いものや、値段も適正でないものが散見されます。あれもこれもと安易に購入するのはお勧めできません。
注意すべき情報商材の特徴は
――良い商材と悪い商材に見分け方などはありますか?
大久保:人によって良し悪しの意見が別れるケースもあります。例えばFXでお金を稼ぎたいからFXの“ノウハウ商材”を購入するとします。しかしその商材がFXの基本的な使い方や基礎知識、精神論などのPDF資料のみだったら、本来求めていた情報ではないですよね。
ただしFXについて何も知らない人からすると、前述のような内容であっても「良い商材」になるわけで、受け取り側がどう捉えるかという問題にもなってきます。
しかし、値段があまりにも高額であったり、追加で金銭を要求してくるような商材であった場合は、悪質な商材である非常に可能性が高いです。