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休日出勤を断ったら全社メールで公開説教。33歳男性が退社を決心するまで

学び

 会社に飼い慣らされてしまった社員を“社畜”と呼ぶことがありますが、自分でも気づかないうちにそんな状況に陥ってしまうこともあるようです。

社畜

※画像はイメージです(以下、同じ)

休日に「年末の大掃除」を実施

 前職の勤務先からの理不尽な命令を振り返り、「“やりがい搾取”をする会社だった」と語るのは、元メーカー勤務の有馬亮さん(仮名・33歳)。

「僕の会社は月曜日から金曜日営業なのですが、全社メールで『年末の大掃除は土曜日に実施する』と来たんです。しかも、クリスマスイブが重なる3連休の初日。メールが来たのは12月に入ってからだったのですが、その頃にはすでに彼女と出かける予定を入れていたため出勤はしませんでしたが、社員全員不満そうでした」

 しかも、残業手当や休日出勤手当は出ないとか。もちろん出勤する義務はありませんが、他の社員の目を考えると「せめて1か月以上前までにはアナウンスをしてほしかった」と話します。

全社メールで“公開説教”

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 さらに、直前の業務命令はこれだけではなかったのです。

「とある新商品のPRイベントが日曜日に行われたのですが、そのイベントに人手が足りなくなることが5日前に判明したんです。呼び出しメンバーの中に僕も含まれていましたが、その日も外せない予定があったので参加できない旨を伝えました。

 そしたら、全社メールを使い名指しで、『君は大掃除にも来ていませんでしたね。いったい、仕事をなんだと思っているんですか? 生半可に仕事をしないでください。』というメールが来ました……」

 まるで社員全員への見せしめのように、全社メールを使って亮さんへ怒りをぶちまけたのです。「ただでさえ意見を言いにくい社風なのに、こういったメールがさらに悪い社風に拍車をかける気がしました」と言う亮さんに、社内からも同情の声が上がります。

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