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AIスピーカーは進化する!「次世代スマートハブ」を体験してみた

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 さらに便利な機能としては、連続するリモコン操作をひとつにまとめられるマクロ機能がある。

「照明をつける・暖房をオン・テレビの電源を入れる」という一連の動作を集約して、ボタンひとつでできるようになるので、帰宅してすぐにくつろぎの環境が用意できる。

 外出先からの家電コントロール機能にも対応。温度・湿度・照度センサーを備えるので、外出先からも宅内の状況が判別して、帰宅前にエアコンをつけて快適な状態にしておいたり、留守宅の照明を操作して防犯対策に活用したりするのもよいだろう。

見た目のデザインが可愛い 多機能な「sREMO-R」

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ソシノ「sREMO-R」

 デザインも重視したいという人にオススメはソシノ「sREMO-R」だ
 スマホアプリから設定を行う点や、リモコン信号の手動登録対応、温度・湿度・照度センサー搭載など、基本機能は「ラトック RS-WFIREX3」と似ている。

 しかし、こちらはスマートスピーカーと連携させるために、Wi-Fiルーターのポート開放設定をPCから行う必要があり、やや上級者向けの製品だ。その分、IFTTTを使った最大16ステップのマクロが作成できるなど、多機能になっている。

テレビのリモコン番号をsREMOが送信

アプリから本体をWi-Fi接続後、ログイン。接続完了後はリモコン登録を手動で行える。ユーザーが公開している設定も利用可能だ

 IFTTTは複数のサービスを連携できるサービスで、sREMO用のレシピがメーカーからIFTTT内に提供されている。

スマホで暖房の電源をつけることもできる

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AIスピーカーやLTEなどの外部ネットワークからのアクセスには、ポート開放が必要になる。自宅ルーターの設定画面でIPアドレス、ポート番号を指定すればOKだ

 レシピを使えばGoogle Homeに「テレビをつけて」と言うと、テレビのリモコン番号をsREMOが送信する、というような動作が簡単にできるので、いろいろ試してみると面白い。

「sREMO」と打つと、電源がつく

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IFTTTアプリを起動後、スマートスピーカーを使用しているアカウントに紐付ける。レシピの検索で「sREMO」と打つと、用意されたレシピがヒットする

 今回紹介した2機種は、いずれもGoogle、Amazonに対応しているが、家電リモコンのジャンル自体は発展途上中。

 製品によっては対応するAIスピーカーに制限があったり、連携機能に制約があるなど、対応状況が異なるが、徐々に価格も手ごろになってきている。AIスピーカーの一段上の活用を目指すなら、ぜひ導入を検討してみよう。

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<TEXT/小枝祐基>

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