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『君の名は。』新海誠監督とゆかりのミュージシャン6人。新作の主題歌も

秦基博/『言の葉の庭』(2013年)

秦基博

※秦基博公式サイトより

「雨」がテーマの映画で、2013年、梅雨入り前の5月31日に公開されました。この作品は、アニメーション神戸の作品賞、ドイツシュトゥットガルト国際アニメーション映画祭長編映画部門の最優秀賞などを受賞しました。

 キャッチコピーは「愛よりも昔、孤悲のものがたり」。靴職人を目指す男子高校生が、年上の女性と出会い惹かれ合っていく話です。

 主題歌は秦基博さんの「Rain」。新海監督は「雨の物語を描いていくなかで、大江千里さんの『Rain』が浮かびました。この曲以外にないと思ったものの、80年代の楽曲をそのまま使うのは2013年の映画にマッチしないと感じた」そうです。そこで秦さんにカバーを依頼したという経緯を、映画公開時のインタビューで語っています。

 秦さんは2006年に「シンクロ」でデビュー。「鋼と硝子で出来た声」というキャッチコピーがつくほどの力強さと繊細を併せた歌声の持ち主です。2014年には映画『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌「ひまわりの約束」が大ヒットし、老若男女問わず認知されています。

RADWIMPS/『君の名は。』(2016年)

 歴代邦画興行収入ランキング2位、新海監督最大のヒット映画です。新海監督は、幸せな気持ちになって映画館から出てほしいという思いを込めて本作を制作したそうです。

 この作品は日本アカデミー賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞 長編アニメーション賞など国内外で多数の賞を受賞しました。キャッチコピーは「まだ会ったことのない君を、探している」。田舎に暮らす女子高生・三葉と、東京の男子高校生・瀧の心と体が突然入れ替わってしまうところから物語はスタートします。

 主題歌は、RADWIMPSの「夢灯籠」「前前前世」「スパークル」「なんでもないや 」。新海監督はもともとRADWIMPSの大ファンだったことから楽曲制作を依頼。新海監督は出来上がった曲を初めて聴いた時に涙を流してしまったんだとか。

 RADWIMPSは野田洋次郎さん、桑原彰さん、武田祐介さん、山口智史さんからなる4人組ロックバンドです。2001年にバンド結成。初リリースは「もしも」。2005年11月にメジャーデビューしました。ボーカル&ギターの野田さんは2015年公開の映画『トイレのピエタ』で俳優デビュー、2018年公開のハリウッド映画『犬ヶ島』で声優デビューも果たしています。

 新海監督の作品は映像美もさることながら、音楽も作品を盛り上げる大事な役割を担っています。ぜひ映画館の大きなスクリーンと迫力ある音響で楽しんでみてください。

<TEXT/ちよまる子>

東京都出身。テレビをこよなく愛するライター。Twitter:@chiyomarumaruko