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猫のスーパー駅長も。14年目を迎えた「人気ローカル線」を現地ルポ

猫の“スーパー駅長”の影響を受けた郵便局を発見

 たまが2007年1月5日付で貴志駅の駅長に就任すると、国内外で話題となり、利用客の増加に大きく貢献したほか、沿線の一部の郵便局にも影響を与えていた。

貴志川線

取材日は7局で旅行貯金し、うち5局はネコのイラストつき

 まず、多くの郵便局で旅行貯金をすると、ネコの足跡といったイラスト入り局名印が押印される。ある郵便局で聞いたところ、「たま駅長のブームにあやかった」という。ほぼ地域一帯で取り組んでいることから、こちらも利用客の増加を目論んでいるようだ。

貴志川線

貴志川を渡ってほどなく、貴志川井ノ口簡易郵便局に着く

 次に貴志駅から徒歩7分の貴志川井ノ口簡易郵便局がスゴい。出入口付近のカギつきポストがネコの顔で、微笑ましい。中へ入ってみると、ネコのマットが敷かれているほか、ネコの置物、ぬいぐるみ、時計、七福猫など、いたるところにネコを配している。

 局員の話などによると、現在地に移転する前から捨て猫の世話をしていたという。マスコット的な存在だったそうで、多いときで12匹を世話していたが、残念なことに2019年1月、最後の1匹が黄泉の国へ旅立った。

 同局は、ネコへの愛情が存分に注がれており、オアシスのような温かみのある雰囲気を醸し出す。ネコ好きの方にとっては、思わず葉書や切手などを買いに行きたくなるのではないだろうか。