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東ハト、ロングセラー「キャラメルコーン」に込められた創意工夫とは?

ビジネス

「キャラメルコーン」「ハバネロ」などの人気スナック菓子で知られる東ハト(東京都豊島区)が4月10日、官報に掲載した第19期決算公告(17年1月~17年12月)によれば、売上高は246億9400万円(前年同期は230億3300万円)。

 経常利益は10億1300万円(前年同期は7億5600万円)、累積の利益や損失の指標となる利益剰余金は63億9600万円(59億2200万円)だった。

東ハト

「東ハト」の決算公告

キャラメルコーンに込められた創意工夫

 東ハトの創業は1952年。「キャラメルコーン」「ハーベスト」「暴君ハバネロ」「ポテコ」などのロングセラー商品で知られる菓子メーカーです。

 2006年からは山崎製パンの子会社となっています。

 創業当初の社名は「東京製菓」でしたが、同名企業が多数存在したため、初代社長が好きだった鳩を冠して「鳩印東京製菓」のブランドで営業したところ、問屋が電報発注の文字数料金節約のため「トウハト」の略称で注文するようになり、それが現在の社名に繋がっています。

 ちなみに、看板商品である「キャラメルコーン」と言えば、袋の底の方にある塩味のローストピーナツも少し嬉しい存在だったりしますが、これは、

1.甘すぎて飽きる
2.夏場にキャラメルが溶ける

 という2つの課題に対して、工場の袋詰めの際に塩味のピーナツを載せておくことで、出荷から販売の過程で全体に塩がまぶされて良い“塩梅”になるという創意工夫の産物です。

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