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同僚の結婚式を断ったら信じられない“罵倒電話”が。無難に断るには?

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後腐れない断り方とタイミングって?

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 この一件のあと、恵子さんは断り方について、かなり慎重に考えるようになったといいます。

「この事件のあと、友達に聞いたりネットで調べてみたところ、定番の断り方は、『結婚式がカブった』と『仕事が入っている』など。結婚式は基本的に吉日を選んで行なわれるので、案外カブる確率が高いそうです。これは仕事関係の方に対して使えますね。対して、後者はシフト制や土日休でない職業だと使いやすいようです。

 あと、断るタイミングも重要だったようで……。期日が遠すぎると今回のように先方に怪しまれる場合も。ドタキャンは論外ですが、招待状が送られてきた際など、先方に迷惑をかけないタイミングを見計らって答えるようにしようと肝に命じました」

 また、欠席の場合は電報を送るという手も。電報は2000円程度から送れるので、お祝いの気持ちを伝えつつリーズナブルに済ませることができます。

出席はどんな基準で決める?

 もともと、恵子さんは結婚式の参加にある基準を設けているのだとか。

「私は、年に一度も合わないような関係の方の結婚式は断っています。あと、“結婚式で感動して泣けるか”も、ひとつの基準です。学生の頃の友人など、長いこと会っていなくても深く付き合った人の式は感動するし、祝いたいので。

 ほかにも、“今後どのように付き合っていきたいか”も基準になるかも。現状はあまり親しくなくても、今後仲良くしていきたい人の式ならば出席する価値はありますよね」

 人間関係を保ちつつ、限られたお金の中でやりくりしなければならない私たち20代。結婚式で悲劇を起こさないように、「嘘も方便」で乗り切るのが賢い方法なのかもしれません。

結婚式はツラいよ

<取材・文/阿形美子 イラスト/小池祐子(@ikeko322)>

1994年生。大学卒業後、フリーの編集・ライターとして活動中。底抜けの飲んべえゆえ酒ネタが多いが、インタビューやモノ記事、カルチャーネタなどもカバーする。Twitter:@agata_yoshiko

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