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40年後にもバリバリ働ける「勝ち組の職種」ベスト3。プログラマー、企画開発系…

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 街を見渡せば警備員に自転車の整理員、コンビニ店員など高齢者が働く姿をよく見かける。人生100年と言われる今、定年後も働き続けるのは当たり前の時代かもしれない。

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※写真はイメージです

 周りの高齢者やこれから生まれてくる若い世代と比較された結果、やりたくもないキツい労働をするハメにならないか。そうならないために、今から未来の老後の仕事を考えよう。

定年制消滅!? 65歳以降も現役で活躍する勝ち組とは

 サラリーマンとして老後も会社で働き続けることは可能なのだろうか。65歳まで定年年齢を引き上げた企業は2017年時点で約18%。今後もその割合は増加し、さらに、年金支給開始年齢が70歳になることを踏まえて、定年年齢が70歳まで引き上げられるともいわれている。

 だが、現時点では55歳で役職定年となり、60歳を過ぎて働き続けている人に責任ある仕事が任されているケースは稀で、「お荷物老人」のイメージが強い。高齢者が働き続けるのが当たり前となっていく今後、こうした状況は変わっていくのだろうか? 第一生命経済研究所の永濱利廣氏は分析する。

「貴重な戦力とお荷物の二極化が進んでいくと思います。ゼロから1を生み出すような企画開発、研究系の仕事については、AIによる代替は不可能です。また、営業職に関しても、高度なコンサルティング機能が必要な商品の営業に関わる仕事は需要が高まるといわれています。労働力不足が進むなかで、実力さえあれば年齢に関係なく最前線で活躍できるようになるでしょう」

 近い将来、定年制は実質崩壊。企業で働き続けて責任ある仕事を担う勝ち組高齢者になれる可能性も今後は高まるのだ。

AIの進化により新たに創出される仕事もある?

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 さらに、AIの進化によって新たに創出される仕事もあると永濱氏は指摘する。

「さまざまな場面でAIによる労働力の代替が進むなかで、人間の仕事は減る一方と思われがちですが、その整備を担う業務は格段に増えるので、逆にニーズが高まる分野といえます。専門知識がある人なら高齢者でも仕事はなくならないでしょう」

 最新の知識がなくても実は重宝されるのが高齢のプログラマーなのだという。

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