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意外と知らない「自転車の豆知識」を聞く。タイヤ、ハンドルで違いが

暮らし

 ママチャリにロードバイク、折り畳み自転車、電動自転車、タイヤが小さいものや太いものなど……。形状も価格帯も幅広い自転車ですが、購入時はつい見た目や値段で選んでしまいがち。しかし、せっかく買うなら後悔はしたくないもの。

ダイシャリン

「ダイシャリン竹ノ塚店」。店外には試乗スペースもあり、取材時もポツポツと試乗している光景が見られた

 そこで今回はプロの販売員に、どのような自転車がオススメなのかを聞いてみた。今回、自転車の選び方を指南してくれるのは、「ダイシャリン竹ノ塚店」の店長・伊澤彰さん

材質で値段や性能が変わる

 竹ノ塚店は系列店の中でも最大級という約570台の自転車をそろえ、この地で20年近く店舗を構える。伊澤さんは、細かいスペックや乗るシチュエーションに合わせ、最適な自転車を紹介する自転車マイスターだ。

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ダイシャリン竹ノ塚店の店長・伊澤彰さん

 そんな伊澤さんによれば、自転車の材質によって値段や性能も変わってくるという。

「材質がステンレスだと『強度は強め、錆びにくい、重い』、アルミだと『強度は強くない、錆びにくい、軽い』という特徴があります。長持ちする自転車が欲しいならステンレス、持ち運びやすい自転車が欲しいならアルミと、材質で選ぶ人もいます。ちなみにステンレス製はアルミに比べて価格帯も上がり、売れ筋としては安価な自転車を購入される方が6~7割ほどです

タイヤが太い自転車の利点とは?

 また性能やタイヤの形状によって疲れやすさも変わってくる。1回で20分以上自転車を走行する機会が多い人は、変速機能(ギア)やサスペンション(衝撃吸収装置)がついているものや、タイヤが太いタイプがオススメだそう。

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「ライトが自動でつくほうが、漕ぐ負担が少ないんですよ」と伊澤さん

「無理なく乗るためには、変速機能がついていて、かつ一定のペースで走れるタイプを推奨しています。あとタイヤが太い自転車も、振動や段差の衝撃を抑えられるので安定感が抜群です。ただタイヤが太いぶん重量があり、風の抵抗も受けやすくなりますが。

 サスペンションはペダルを漕ぐ力も若干吸収するのでこぎづらいと感じる方もいます。それからライトも自動でつくタイプと手動でつけるスイッチ式がありますが、手動のものだとライトを回すことで抵抗がかかり漕ぐ力も増えるので、まずは1度試乗しておくことをオススメします」

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