コワーキングスペースにいる「意識高い系学生」のウザい生態
ここ数年でよく聞くようになった「朝活」にならぶ意識高い系ワード、コワーキングスペース。
コワーキングスペースとは、フリーランサーが仕事場に使っていたり、高校生が受験勉強に使っていたりする貸出スペースのことです。
もちろん彼らのようにハッキリした目的意識のもと、有意義な場所として、コワーキングスペースを使っている人もいます。
一方で、今回取り上げたいのはコワーキングスペースにいる意識高い系の大学生。彼らの振る舞いに、周囲の利用者が思わず眉をひそめることがあるのです。まずはその生態について調べてみました。
学生街にあるコワーキングスペースの実態
舞台は関東のとある国立大学の近くにあるコワーキングスペース。場所柄、利用者のほとんどはその大学の学生です。Webデザインの仕事を個人で受注しているというAさんはこう話します。
「このコワーキングスペースにはデザイン関係の参考資料が結構あるので、私は仕事をするためにたまに利用します。でも他の学生は作業をするというよりも終始、何か語り合っています。聞いてもいないのに突然、『自分はこういう活動をいましていて~』とか『今はこんなプロジェクトを立ち上げようと日々頑張っていて~』とか言いながら絡んでくるんです」
そういった語りたがりの学生はこの場所ではスタンダードらしく「そうなんだ、いろいろやってるね! ところで私はこんなことに取り組んでいるんだ……」といったように負けじと対抗する学生も多いとか。
「とりあえずクラウドファンディング」という姿勢
さらにAさんが顔をしかめるのが、意識高い系大学生の間で流行しているクラウドファンディング。
ついこの間も「スラム街に夢を!」と謳って出資を募った近畿大生が大炎上していたのを思い出しますが、そんなクラウドファンディングの誘いもコワーキングスペースで行われているとか。
「クラウドファンディングは、とにかくみんな“なにかやっている感”が醸し出せればいいと思っているんですよ。その活動やプロジェクトで利益が生まれるとかお金が動くとかは視野に入っていない。とにかくやりたいことがあったら、クラウドファンディングで募集すればなんとかなるでしょ、みたいな空気感があるんですよ」