ムダに高い家賃を払わない「値下げ交渉」の秘訣
いい不動産業者に巡り会い、希望の物件候補も探し当てることができると、次に浮上してくるのが、家賃・初期費用などの値下げ交渉問題です。
ネット広告などをほとんど使わず、築き上げた顧客からの信頼を元にした“完全紹介制”にて、優良物件に限った不動産仲介を行う「結家不動産コンサルティング」。
“ぶっちゃけすぎる不動産屋”とも言われる同社のエージェント・吉澤大和さんに、前回に続いて値下げ交渉の秘訣を教えてもらいました。
家賃・初期費用の値下げ交渉はどこまで?
実際のところ、どの程度まで値切れるのでしょうか。
家賃の価格帯にもよりますが、都内独身サラリーマンが借りる相場(8万~10万円)ですと、大体2000~3000円は下げられると思います。
ただし、いつも成功するとは限りません。大家さんとしても、毎月の実入りが少なくなるのを避けたい心理が働きますからね。
なので、毎月の家賃をダンピングするより、家賃を1か月無料にする「フリーレント」をお願いしたほうが成功率は高いかもしれません。あとは、「契約に1年未満の解約の場合、特別な違約金を払う」という文言を盛り込む代わりに……という手段も、長く住むことが決まっているのなら、盾にして交渉してみる価値はあります。
逆に、交渉には注意点もあります。
2~3月の不動産繁忙期には、あまりグイグイ行かない方がいい場合もあります。せっかくまとまりかけていたのに、しつこい交渉が仇となりオジャンになるケースも。
一方で、6~8月は閑散期でして、交渉を受け付けてくれる場合が多い傾向にあります。まさに今のタイミングは狙い目ですね。