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コロナ就活に負けない、企業にウケる志望動機の作り方

学び

 現在の就活市場といえば、コロナによる影響を大きく受け「買い手市場」(=採用したい企業より、就職したい求職者の方が多い状態)となっています。大手転職エージェント「doda」が7月に発表したデータでは、最新の求人倍率は1.66倍。コロナウイルスが本格的に広がる前の2019年12月は求人倍率が3.14だったので、大きく数字を下げていることがわかります。

就活 面接

※イメージです(以下同じ)

 この数字が表すように、正直、企業の採用ハードルはコロナ発生前より上がっています。しかし、どんな状況であっても就活に面接は付き物。選考を受ける以上、避けては通れない道です。

 約8年間、20代(第二新卒・既卒・フリーター)の就業サポートを行っている株式会社UZUZの専務取締役・川畑翔太郎さんは、これまでに支援してきた方はのべ1500人以上。自身のキャリア・就活に悩む20代の相談に数多く乗ってきました。

 そこで今回紹介するのは、企業からのウケがよくなる「志望動機の作り方」。志望動機の伝え方に悩む人は非常に多いので、企業に刺さる志望動機を作りたい人、就職・転職活動中の人はぜひ参考にしてみてください(以下、YouTube「UZUZ就活チャンネル」をもとに構成)。

そもそも「志望動機」とは?

 そもそも「志望動機」とは何でしょうか? この質問をすると、ほとんどの方は「志望動機=受ける“会社”を志望する理由」と答えます。正解といえば正解ですが、実は「志望動機=会社の志望動機」だけでは不十分です。

 志望動機とは「業種」「職種」「会社」の3つの切り口を複合したもののこと。そのため就活で志望動機を考える際には、「会社」の志望動機だけでなく「業種」と「職種」の志望動機もそれぞれ分けて作るのがポイントです。

 志望動機を作る時の大事なポイントがもうひとつ。それは「自分にとってのメリット」を盛り込むことです。よくある志望動機に、

・御社のビジョンや理念に共感しています
・御社の事業内容に興味があるので貢献したいです

 というものがありますが、正直これはあまりオススメできません。なぜかというと、この手の志望動機はどうしても嘘っぽく聞こえてしまうから。例えば、今日初めて会った見ず知らずの人に「あなたのことが好きだから、あなたを支えたい」と言われても信用できませんよね。

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