転職が失敗する「悪いエージェント」の見極め方
都合の良すぎる話には乗らない
そもそも20代や30代前半での抜擢人事は、ベンチャーでもない限り日本の会社ではまだまだごく稀です。あまりに都合の良すぎる話には迂闊に乗らないことです。
もっと深刻なのが「会社の戦略的な新しいポジションなのでとびきり優秀な方を外部からお迎えしたい」という話だったのに、入社してみたらたくさんの同僚から「そのポジション、もう何人も外から採用してるんだけど定着しなくて、あなたでもう5人目なの」と言われて始めて知ったという「鬼門ポジション」。
理由はさまざまですが、気持ちの良いものではありませんし、果たして長く勤務できるものか、入社日から心配になってしまいます。
日本と転職先進国にはこんな違いも
終身雇用が長く続いてきた日本では、転職エージェントやヘッドハンターと長い付き合いをするという習慣や考え方がなく、ニーズが発生した時に慌てて登録して接触をするというケースが大半です。
一方、欧米や中国、東南アジアと言った転職先進国では、20代の頃から2人くらいは親しいヘッドハンターとお付き合いをしているのです。転職で失敗しないためにはとても大事なことですね。
最近はSNSの普及やウェブサイトの充実などで会社のカルチャーについての書き込みなどをチェックすることも容易になりました。
ただし、書き込みは主に退職者が書いているため悪いことを中心に書かれていますし、ネットという媒体の特性上過激な指向性のコメントも少なくありません。