テレビも冷蔵庫も持たない「ミニマリスト」が選び抜いたモノ5選
5)スマートLED
なんにもない僕の部屋だが、ちょっと自慢したい物がひとつある。それは、「プレイバルブ」というスマートLED電球だ。iPhoneでのリモート操作により、照明の光を赤、黄、青、紫などさまざまな色に変えることができる。
一般的に、照明は「明るく照らす」ことができれば必要十分。でも、なにもない部屋に住む僕は、「物がない分、照明でアクセントをつけよう」と思ったのだ。ゆったりしたいときは青、集中したいときは真っ白というように、そのときの自分の状態に合わせて色を選ぶことで、生活にある種のリズムが生まれている。
無駄をそぎ落とした部屋だからこそ、この照明のよさが際立っている。まさに「強調」、ミニマリズムの目指すところだ。
ミニマルにするために、あるいは、ミニマルであるからこそ、「小さくするために、大きい物を選ぶ」ということもある。「買う」「持つ」「考える」「手放す」を何度も繰り返すうちに、「強調したい部分はどこか」という、自分にとっての最適解が見つかっていく。
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いかがでしたか? 極限までモノを減らすミニマリストの生活、想像できたでしょうか。「何にお金を使い、何に使わないか」を突き詰めて考えるということは、モノに溢れる現代で消費をするうえで、ミニマリストに限らず、誰にとっても必要なステップなのかもしれません。
<TEXT/bizSPA!取材班>