テレビも冷蔵庫も持たない「ミニマリスト」が選び抜いたモノ5選
3)MINIMALSの「手ぶら財布」
「財布を持ち歩く」という感覚をなくすために、スマホ裏に貼り付けて使用できる財布を自分で制作した。オリジナルブランドMINIMALSを立ち上げ、「手ぶら財布」と題して販売している物だ。
クレジットカードサイズの財布で、粘着ステッカーを使うことでスマホに貼り付けられるのが特徴。収納できるのはクレジットカード3枚とお札数枚だけと、ほとんど現金を持ち歩けないが、iPhoneの電子決済やカードが使える現代であれば問題ない。
また、家の鍵を収納する専用スペースもあるので、手ぶら財布を貼り付けたスマホさえあれば、スマホ1台で外出可能だ。
4)iPhone X
「スマホ大きいね?」と、人からよく言われる。このセリフには、「(ミニマリストのくせに……)」という気持ちが隠されているのだろう。「小さければ小さいほどいいんじゃないの?」と。
大型サイズのスマホを選んでいるのには、明確な理由がある。僕は電子書籍をたくさん読むし、メモ魔なのでスマホに文章を打ち込むことも多い。画面に向き合う時間が長いので、小さな画面では目が疲れてしまう。
一度、「画面が大きいほうが目も疲れないだろう」ということで、タブレットPCを買ってみたことがある。しかし、スマホとタブレットの「2台持ち」は、僕にとってストレスでしかなく、すぐに手放してしまった。こうして「大きなスマホを持つ」というのが、僕にとっての最適解となった。
僕は毎年、iPhoneを新型に買い換えている。「物を大切に使うのがミニマリストなのでは?」、はたまた「そんなお金があるの?」なんて声も聞こえてきそうだが、これには明確な理由がある。iPhoneには、理想的な「出口」があるのだ。
Apple製品は需要が高いので1年使って中古で売れば、購入時の6~7割の金額が戻ってくる。だから新型であっても、少ない持ち出しで買えるし、売ることが前提なので自然と大切に扱うようになる。
売りやすいという点も魅力だが、なにより高性能なスマホに乗り換えることで、仕事で使うアプリの起動速度が向上し、バッテリーの劣化が気にならなくなり、ストレスフリーにつながる。それでいて、ミニマルなデザインは使っていて心地よい。
これからの時代、「出口戦略」を考えて物を買うことが不可欠になっていくだろう。