地面師事件、かぼちゃの馬車…最後の「平成経済事件」はなぜ起きたか?<異色対談>
ツイッター「フォロワー獲得」するコツは?
――おふたりにはファイナンスに詳しいことと、アルファツイッタラーであるという共通点があるわけですが、ツイッターをはじめたキッカケはどのようなものでしたか?
たにやん:私は東日本大震災のあった2011年にはじめましたね。その頃、ゲーム屋さんの“中の人”をやっていて、同業のIRがツイッターやフェイスブックを使って投資家さんとやり取りを始めたのを見て、自分も始めた感じです。
当時はこんな怪しい話ばかりつぶやくアカウントになるとは思ってませんでした(笑)。今は情報収集の目的が主ですね。ニュース速報とかはネットのほうが速いくらいですから。
ボヴ:僕の場合、遅くて2014年くらいからですね。これといった理由はなくて、流行りに乗ってみようかと。これまでブログを立ち上げては三日坊主で投げてたのが、なぜかツイッターは4年以上続いてますね。
――フォロワー獲得でおふたりが意識されていることはありますか?
たにやん:私は特にないですね。気がついたら増えていたという感じです。
ボヴ:僕もフォロワーの獲得とかは意識したことないですが、エロ系のツイートをすると受けがいいみたいです(笑)。
2人が「盛ってるな」と感じる、ある会社とは
――最近おふたりが読まれた経済小説、『特捜投資家』(ダイヤモンド社)では、派手なパフォーマンスで投資資金を集める電気自動車会社が登場しました。現実世界でもあんな感じで“盛っている”企業ってあるんでしょうか?
たにやん:盛ってるとはちょっと違うんですけど、私が見せ方が上手いなと感じるのは、とある上場PR会社が手がける案件ですね。
会社をよく見せるのが非常に上手でして。PRの力でよく見せるのはいいんですけど、あまりによく見せすぎて、ハリボテみたいになっているケースもあるんじゃないかと。お金が回っているうちは別に良いですけど。
ボヴ:そこのCEOのNさんは学生の頃から知ってますよ。イベントサークルの代表者をやっていて、僕も似たようなことをやっていたので(笑)。
たにやん:最近株価が急落した「TATERU」(旧インベスターズクラウド)も、そこがPRを手がけてます。TATERUは「アプリではじめるIoTアパート経営」を謳ってますけど、もともと普通のアパート工務店だったのを上手くプロモーションして上場まで導いているので、なかなかの手腕ですよね。