排水溝が汚い、クサい…清掃業者経営の“フリーザ芸人”に聞くお風呂の洗い方
年末といえば大掃除の季節。いつも掃除をする場所を念入りに、また、普段手を出さない部分も思い切って掃除する人も多いのではないだろうか。特に水回りは、汚れだけでなくニオイの原因にもなるため、しっかりキレイにしたいポイントだ。
今回はその中から、水回りとエアコンに的を絞った清掃業者「宇宙一」の経営者でもある、お笑いコンビ・BANBANBANの山本正剛さん(@banbanbanyama)に、掃除の仕方と普段心がけることを聞いた。
熱いシャワーをかける理由
浴室に流れ出る体の垢や髪の毛などのゴミを、一手に引き受ける排水口。汚れて当然の場所ではあるが、だからこそ極力綺麗に保っておきたいもの。
「排水口の入り口とその周辺部分を、お湯のシャワーで流して擦りましょう」と、山本さんは語る。
「排水口に溜まっている汚れは、体の垢や油分ですよね。この油分や垢が溶け出す温度が、だいたい50~60℃なので、ご家庭のシャワーでも触っていられないくらい高い温度にしていただく必要があります。ブラシなどで擦る場合はシャワーをかけながらではなく、50℃以上のシャワーをしっかりかけた後にやっていただくといいと思います。そして、最後の仕上げにま再度シャワーをかければバッチリです」
手ごわいニオイには「クエン酸」
数日に1度掃除しても奥からニオってくるといった悩みをもつ人もいる。狭い排水口の奥はどのように掃除をすればいいのか。
「ニオイにはクエン酸が効きます。クエン酸と水を混ぜて(100mlの水に対しクエン酸小さじ半分程度が一般的)沸騰させます。その熱湯を5分ほど置いておくと70℃程度になるので、そのお湯を排水溝に流していきます。クエン酸には消臭効果があるので、表面も奥も綺麗になりますよ。
もしクエン酸をお持ちでない場合は“みかんの皮”を使いましょう。実はみかんの皮には、クエン酸と同じ効果をもった成分が含まれています。沸騰したお湯で皮をゆでて出来た“ゆで汁”を排水溝に流すだけなので簡単です。クエン酸だと無臭ですが、みかんの皮を使うと、オレンジオイルのような柑橘系の香りがお風呂に広がるのでオススメですよ」