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ZOZO前澤友作は10位、京セラ稲盛和夫氏は5位。「尊敬する日本の経営者」1位は

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第5位は京セラ創業者の「稲盛和夫」

稲盛和夫

稲盛和夫氏 ※稲盛財団が主宰する「京都賞」YouTubeより

 第5位に選ばれたのは、8月24日に亡くなったばかりの京セラ稲盛和夫氏(1932-2022年)。鹿児島県から上洛先の京都で起業したセラミック会社を一代で世界的メーカーに育て上げただけでなく、KDDIやJALなどの大手企業の経営にも携わっている。そんな「経営の神様」としての側面を支持する声が多かった。

経営の神様として確固たる信念を持ち、従業員、顧客ともに大切にした経営をされていると思うので」(女性30代、東京都)
「アメーバ経営という経営手法を生み出したから自分は大学のゼミでアメーバ経営についての研究をしており、そこで学んだアメーバ経営という経営システムに大きく感銘を受けたから」(男性21歳、岐阜県、学生)
「成果と道徳が両立した事業をしておられたから」(男性36歳、富山県、自営業)
「地元出身なので自然と」(女性23歳、鹿児島県、学生)

孫正義、安藤百福、前澤友作なども

前澤友作

前澤友作氏と孫正義氏(前澤氏twitterより)

 6位以下には戦後から平成にかけてのさまざまな経営者があがった。代表的な声をいくつか紹介していこう。

 6位はソフトバンク創業者の孫正義氏(1957年-)。「学生の頃から、海外へと留学し、自分自身の知識を身につけ起業を行いソフトバンクを創業し今では投資家を代表する人になった。小さい頃から起業を行いたいという強い意志を持って海外へと留学し、成功したこと。起業は失敗と隣り合わせにもかかわらず、ここまでの地位を確立したことがすごいと思う」(男性、21歳、奈良県、学生)

 7位にはカップヌードルなどで知られる日清食品の創業者・安藤百福(1910-2007年)。「食べ物で苦労をされていることを知り、現代のように好きなものを食べられなかった当時、カップヌードルなど素晴らしく美味しいものを製品化したエピソードを聞き、より尊敬の意が強くなりました」(女性31歳、愛知県)

 10位のZOZO(スタートトゥデイ)創業者で現在は「お金配りおじさん」として知られる前澤友作氏(1975年-)。「自分自身利用しており、一代でここまでの会社を作り上げたのはすごいと思うから」(女性、40歳、栃木県)

 さらに少数意見としては、シャボン玉石けん前社長森田光徳氏の「利益よりも環境やお客さんの身体の事を考えて製造販売した、とても素晴らしい偉人です」(女性26歳、東京都)、発明家の金本耕三(耕三寺耕三)氏「産業、美術、教育に加えてお寺の建立、仏像作成と色々な分野で活躍し、人の為になることを多く成し遂げたから」(女性21歳、東京都、学生)などの声があがった。

 さまざまな経営者がいるが、いずれも日本だけでなく世界に影響を与えた製品やサービスを生み出している。これからの日本でも、次世代の経営者の出現を望みたい。

<TEXT/シルバー井荻>

【尊敬する日本の経営者は?】(複数回答可、敬称略)
1位:松下幸之助 パナソニック(100票)
2位:本田宗一郎 本田技術研究所(78票)
3位:豊田章男 トヨタ自動車(77票)
4位:柳井正 ユニクロ(55票)
5位:稲盛和夫 京セラ・KDDI(49票)
6位:孫正義 ソフトバンク(48票)
7位:安藤百福 日清食品(47票)
8位:山内溥 任天堂、盛田昭夫 ソニー(43票)
10位:前澤友作 ZOZO(39票)

【調査概要】
実施期間:2022年9月1日~9月2日
調査対象:20歳から40歳の男女400人
調査方法:アンケートツール「QiQUMO」使用

平成生まれの編集者・ライターです。赤羽と阿佐ヶ谷に出没します。ビジネスサイトの編集長もやってました。

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