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コロナで増える「少人数ウエディング」。メリットは費用が少ない以外にも

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少人数ウエディングでは司会進行が重要

スピーチ

 大人数の披露宴ではゲスト全員が分かることをしなければいけませんでしたが、ある意味、内輪ネタでもいいのです。しきたりにとらわれなくていいことも少人数ウエディングのメリットです。

 コロナ禍には、結婚式を挙げずに入籍だけする“ナシ婚”や写真だけ撮影する“フォトウエディング”で済ませるつもりだったカップルが、「せっかくだから」と少人数ウエディングを選ぶケースも増えました。今後もこの傾向は続いていくでしょう。コロナの置き土産といえるかもしれません。

 選択のきっかけはどうであれ、少人数を選択するカップルには、せっかくやるのなら「心のふれあいを丁寧に行えるようにするにはどうすればいいか」という視点を忘れないでほしいと思います。

<TEXT/安東徳子 ウエディング研究家・戸板女子短期大学教授>

ウエディング研究家、戸板女子短期大学服飾芸術科教授、一般社団法人日本ホスピタリエ協会代表理事、株式会社エスプレシーボ・コム代表取締役。30年の長きに渡りウエディングビジネスに関わる中で培われた日本独自のホスピタリティをユニバーサルな視点から再構築、理論化し広くサービス業に広めてきた。単なるマナーではなくビジネスに貢献できるコミュニケーションスキルとしてのホスピタリティ教育は産学両分野からの定評がある。著書に『共感力の鍛え方』『ハネムーンでしかできない10のこと』『世界・ブライダルの基本』(監修)など

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