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イオンモール=郊外じゃない! 全国各地に登場している「都市型タイプ」とは

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3:イオンモール ナゴヤノリタケガーデン

 2021年10月にはJR名古屋駅の徒歩圏(といっても10分ほどかかるのだが)にもイオンモールが誕生した。

 この「イオンモール Nagoya Noritake Garden」(店舗面積約約37,000㎡、総賃貸面積約59,000㎡)が出店したのは、駅から徒歩10分ほどの場所にあった陶器・工業機材メーカー「ノリタケカンパニーリミテド」本社工場の跡地。モール隣接地にはノリタケミュージアムや広場などを有する緑豊かな「ノリタケの森」があるため、名駅近くといえども郊外店にいるような気分にさせられる。

 イオンモール Nagoya Noritake Gardenの館内にはイオンモールの定番テナントや矢場とんをはじめとする「ナゴヤメシ」店舗のほか、これまで東京にしかなかったコニカミノルタのプラネタリウム「満天」も併設。そして、最も大きな特徴といえるのが「モール高層階がイオン運営のオフィスビル」になっていることだ

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昨年開業したばかりの「イオンモール Nagoya Noritake Garden」(名古屋市西区)。名古屋駅徒歩圏であるが公園に囲まれた緑豊かな立地

モールの上にオフィスビル!

 イオングループ運営の賃貸オフィスビル「BIZrium名古屋」となったのはイオンモールの4階から6階で、そのコンセプトは「Work Life Blend Office」。イオン直結という利便性のみならず、オフィス内屋上には開放的なテラスを設けるなど、ワークライフバランスに配慮しることで行きたくなるオフィスを目指したという

イオン

イオンモールの左上に突き出た高層部分がイオン運営の賃貸オフィス「BIZrium名古屋」。都市型といえどもユニクロ、ABC-MART、セリアなどお馴染みのテナント看板が並ぶ様子は郊外のイオンモールと変わらない

 このBIZrium名古屋には旭化成グループなど大手企業のオフィスのほか、愛知県内に本校を置く大学のキャンパスも入居している。もしも会社や大学の下層階がイオンモールだったらどんなに便利なことか――想像が膨らんでしまう。

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