「タッチタイピング教室」では何を教わるのか。20代記者が体験してみた
指は「左右でなく上下に動かす」のがコツ
今回は初回ということで、タッチタイピングの基本である「タッチタイピングの理論」を履修することになった。タッチタイピングについては何となく知っているつもりだったが、実際は勘違いも多く、驚かされた。
まず、「タッチタイピング=キーボードを全く見ない」と思い込んでいたが、実際はずっと目を離すわけではないという。数字や記号を入力する際はキーボードを見て当然で、文字入力もときどきキーボードに目を向けるそうだ。
また、指も基本的に左右には動かさず、上下に動かすようだ。指は「ホームポジション」と呼ばれる場所に置くのが基本なうえ、どの指でどのキーを押すのかにはおおまかな決まりがあり、普段無意識に行っているタイピングとの違いを実感した。
初心者向けでも思ったより難しい…
タイピング理論を教わった後は、実際にタイピングソフトを使った練習に挑戦してみた。今回使うソフトはタッチタイピングアプリで知られる企業「e-typing」の協力を得て、教室のオリジナル要素を盛り込んだ開発教材だ。
練習の内容は、先ほども触れた「指ごとに対応したキー」をひたすら押していくというもの。モニターにどの指でどのキーを押せばいいのか、表示されるのだが、これが予想以上に難しかった。
まず、そもそもホームポジションに指を置く習慣がなく、つい指を置く位置に迷ってしまう。いざタイピングをはじめても、ホームポジションを意識したタイピングに慣れていないため、ふと気が付くとホームポジションを見失ってしまった。