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部下を「エアガンで狙撃」…悪質パワハラの実態と防止法施行で変わること

学び

パワハラ事例① エアガンで打たれる

エアガン

 このように、企業に対してパワハラへの取り組みや周知が義務付けられるものの、現状ではパワハラは根強くはびこっているていると言わざるを得ません。筆者が転職希望者からお聞きした具体的なパワハラの事例として、新卒で不動産会社に就職されたAさんを紹介します

 お客様と接点を持つためにテレアポを行っている際、アポイントメントがとれなかった場合、上司にエアガンで内太腿を打たれていたそうです。「早期に離職するわけにはいかない」と思い、半年はなんとか耐えたそうですが、退職して弊社に登録されました(その後、無事再就職に至りました)。

 この例については誰の目から見てもパワハラであることは明らかです。暴力が業務上必要とされることはありえません。身体に危害を加えられた場合は、必ず窓口に相談し、警察に相談することも視野に入れましょう。

パワハラ事例② 強制的にお見合いをさせられる

 新卒で不動産関連企業に就職されたSさん。社長から「この人と結婚すると良いよ!」と言われ、そのまま2回り年上の男性と強制的にお見合いをさせられたようです

 こちらも眉をひそめてしまうような出来事ですね。こういったことは相手が善意で言っている場合もあるので、文句を言うのも申し訳ないという気持ちになってしまうかもしれません。しかし、上記の例ほどではなくても私生活への不必要な干渉は十分ハラスメントにあたるので、不快に感じる場合は指定の窓口に相談しましょう。

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