ファイテン、苦境に立たされたコロナ禍。事業成長の肝は「ヘルスケア需要」
痛気持ちいい箇所やツボに貼るのがおすすめ
「大学や実業団の各駅伝大会、市民マラソンの各大会から、ゴルフ、バレーボール、フィギュアスケートなどの各スポーツ競技の大会が行われるときは、積極的にお伺いさせていただき、ボディケアの講習を行ってきました。実際の選手やトレーナーなどの関係者にファイテンの商品力やブランド力を知ってもらう機会を創出してきたんです。
地道に活動を続けて12競技くらいにまで広げた結果、さまざまなアスリートに魅力をお伝えできたと思っています」
こうした取り組みのほか、百貨店や家電量販店、ドラッグストアなどへの販路拡大によって、アスリートのみならず一般消費者にもパワーテープが広まっていった。そんななか、日常生活でパワーテープのおすすめの使い方について竹内氏へ聞いてみた。
「テレワークや在宅勤務が増えたことで、パソコンと向き合う時間が長くなっています。肩こりや疲労を感じる場所にパワーテープを貼っていただくのもいいですし、ツボに合わせて貼るのもおすすめです。もし肌がかぶれやすい方はローションを使うといいでしょう。また、良質な睡眠も注目されているトピックですが、寝る前に足裏へパワーテープを貼っておくとリラックス状態へとサポートします」
家やスーツも…商品の拡充で差別化を図る
さらに、ファイテンは「すべては健康を支えるため」をコンセプトに、あらゆる健康ニーズに合わせた商材を展開してきたという。
「パワーテープ以外にも塗るタイプのローションやネックレス、美容商材、健康機器、アパレル。ファイテンショップには、およそ400~500点の商品がラインナップされています。そして昨年にはファイテンが提案する家づくり『健康寿命の家』もリリースしました。その全ての商品において、ファイテン独自技術を採用しており、商品の製造以外に、コラボレーション企業様へ独自技術そのもののご提供も可能です。
最近だとスーツやメガネなども販売しており、オンリーワンの技術なので、どんなものでも応用可能になっています。商品に付加価値を加えるうえでも、多くの企業様からコラボレーションに関するお問い合わせが増えています。先ほどもお話した講習会やスポンサード、ブース出店などブランド認知の機会創出を何度も繰り返し行ってきたことも、ファイテンのブランド力を高めるのに寄与していると思っています」