3か月無料終了へ…「楽天モバイル」今こそ知っておきたい5つのポイント
デメリット② 通話品質が悪くなっている
ネット上の意見で結構多いのが、通話品質(主に音質)に対するものです。これは実際に筆者も感じている部分です。楽天モバイルは「RCS」という規格を採用し、「通話無料」や「SMS無料」を実現しているのですが、どうやらこの規格のせいで従来と比べて通話品質が悪くなっているようです。
実際に通話をしてみると、たしかにお世辞にも良いとは言えません(会話自体はきちんとできるレベルではあります)。筆者は、通話品質と引き換えに通話料が無料になるものと割り切って利用しています。
海外渡航者向けサービスにすこし目を向けると、楽天モバイルは「海外から日本宛への通話料が無料」という、従来ではあり得なかった価格を実現しているのですが、これもこの規格のおかげともいえます。
あと、あまり注目されていないのですが楽天モバイルは「Wi-Fi Calling」というものに対応しています。これは楽天モバイルの電波が圏外でも、Wi-Fiが使えるところであれば電話の発着信ができてしまうというもの。通話品質うんぬんよりも、個人的にはそちらのほうが、インパクトが強くて「便利だなぁ」と感じているところです。
仕事などで不特定の方と頻繁に通話をするのなら再検討の余地はありますが、例えば知人など特定の人との通話であれば、LINEの無料通話やiPhoneのFaceTime通話で代替できるので、筆者は「通話品質が悪いから楽天はダメだ!」というところまでには至っていません。
若者は安すぎる格安SIMを選ぶべきではない
筆者は「20~30代は安すぎる格安SIMを選ぶべきでない」と考えています。最近では1000円前後で提供している格安SIMも増え、筆者自身もサブ回線として数社契約しています。
ただ、これらをメイン回線で維持しようとすると、ちょこちょこ使うSNSを止めてみたり、フリーWi-Fiの場所を探して動画を観るなど、利用場所を制限しないと低価格で維持はできません。価格を追求するあまり本来したいことが制限されてしまっては本末転倒です。
もしあなたが、まだ格安SIMを使ったことがなければ、まずは「楽天モバイル」や「ahamo」「LINEMO」「UQモバイル」といった3000円前後の料金プランから始めてみることをお勧めします。