bizSPA!フレッシュ

コロナ婚はなぜ起こる?「20代の結婚」で失敗しない3つのポイント

暮らし

20代の結婚で失敗しないために大事なこと

結婚

 最後に、20代の結婚、離婚率が実際にどのくらいなのか、見てみましょう。国立社会保障・人口問題研究所の「Ⅵ.結婚・離婚・配偶関係別人口」のデータを見ると、20代前半で結婚をする率は全体で20%前後、20代後半で結婚をする率は50%前後です。

 そして離婚率は、20代前半ではなんと50%以上、20代後半でも20%以上です。なかには30代以降で離婚する人もいるわけですから、ちょっとびっくりする数字になります。またここから、20代で結婚した場合のほうが30代以降で結婚するよりも離婚率が高くなることも予測できます。結婚も離婚も個人の自由ですし、結婚観・離婚観も多種多様になってきたなかで、筆者は離婚自体が悪いことだとは思いません

 ただ、離婚するために結婚する人はいないでしょう。離婚につながる夫婦の悩みは、理想と現実のギャップにあることがほとんどです。このときに「本当は~してほしい」と思いながら「自分が我慢すれば済む」と思う人は、すでに黄色信号が灯っています。我慢は、ストレスを生みます。ストレスはそれぞれの意識を過剰に結婚生活の外側や自分の内面に向けてしまったり、コミュニケーションに軋轢を生む原因となります。

お互いの心の距離は離れてしまう恐れも

 たとえば「~しないと失敗するよ」「自分ならこうするけど、あなたはなんでそうなの?」「知らないけど、どうにかなるんじゃないの?」「そんなこともできないの?」というような会話は危険です。

 自分の考えを押し付けてしまったり、上下関係のような立場でコミュニケーションしてしまったり、話を逸らすような姿勢を見せたり、相手を下げたりするような会話をするようになってしまうなど……ギャップや価値観の違いを受け入れられないと、だんだんとお互いの心の距離は離れてしまうことに繋がりもします。そうならないためには、前出した、この3つを心がけて、コミュニケーションを取ってみましょう。

● 自分の理想を相手に押し付けていないか
● 相手の価値観の変化を理解しようとできているか
● 変な我慢を続けてしまってしていないか

 理想と現実のギャップに悩んだときは、相手や自分を責めるのではなく、まずは自分の内面のあり方に意識を向けてみると良いでしょう。

<TEXT/株式会社イントラスト 第三営業部部長 勝山公裕>

上級ウェブ解析士。夫婦カウンセラー。株式会社イントラストにて「年間1万人に養育費保証を届ける」をミッションに養育費受け取り支援事業「サポぴよの養育費保証」やひとり親のためのWebメディアSiN」を立ち上げ・推進する。養育費に関する相談には延べ1000人以上対応。現在はウェルスナビ株式会社 新規事業開発グループ プロダクトマネージャー、ウイニング・パイル・マーケティング代表として新たなサービス開発に取り組む

人気タグ

おすすめ記事

勝山公裕は他にもこんな記事を書いています