25人死亡の大阪ビル火災、雑居ビルでの放火で“命を守る行動”をするには
自らの身は自ら守る姿勢がより重要に
京王線刺傷事件のように移動する列車内での放火も発生しており、いわゆる「密室」を狙ったケースも散見される。
移動しにくい空間での放火・火事は多くの犠牲者が出る可能性が高く、不特定多数の利用者と一緒にいる際に、常に安全であるというイメージは持つべきではない。
「なるべく周りの状況に注意して行動する」「万が一の際に備えて避難経路を確認する」といった、自らの身は自ら守る姿勢がより重要になっている。
特に階上にいるケースはリスクが高まるので、避難行動と避難の仕方は利用時に確認すべきだろう。
<TEXT/防災・危機管理アドバイザー 古本尚樹>