家計はますます苦しく…初心者でもできる「米国株投資」2つのカギは
個人消費が経済成長のエネルギー源
GDPは「民間最終消費支出」(個人消費)、「政府最終消費支出」(政府の消費)、「総固定資本形成」(住宅投資、設備投資、公共投資など)、「財貨・サービスの純輸出」などの合計で求められます。
米国では、GDPのうち7割近くを個人消費が占める傾向にあり、人口が増えて消費が増えれば、経済がさらに成長する可能性が高まるのです。消費がさらに拡大すれば、企業の業績も伸びるでしょう。
業績が伸びれば、その企業の株価も上がります。株価が上がる可能性があれば、株式市場にたくさんのお金が流れ込みます。これから投資するなら米国株が有望であることが、よくわかりますね。それでは米国株について説明していきます。
米国市場には世界的大企業が多数上場
世界で最も規模の大きな証券取引所はどこでしょうか。答えは、米国のニューヨーク証券取引所(NYSE)です。そして2番目に大きな証券取引所は、米国のナスダック証券取引所(NASDAQ)です。これらを擁する米国の株式市場は、世界最大なのです。
ニュースなどで「株価指数」という言葉を見聞きしたことがありませんか。これは、証券取引所全体や特定の銘柄群の株価の動きを表すもの。米国株の主な株価指数は下記のとおり。
・NYダウ(ダウ工業株30種平均): 米国の代表的な30銘柄で構成される株価指数。構成銘柄の平均株価を指数化したもの
・S&P500種指数: NYSEとNASDAQに上場する代表的な500銘柄の時価総額を加重平均して算出した指数
・ナスダック総合指数: NASDAQに上場する3000以上の全銘柄の時価総額を加重平均して算出した指数
・ナスダック100指数: NASDAQに上場する時価総額が多い100銘柄の時価総額を加重平均して算出した指数
NYダウやナスダック総合指数は、経済ニュースなどにもよく出てきますよね。
「米国株」といってもピンとこない人がいるかもしれません。でも、アップルやマイクロソフト、ジョンソン・エンド・ジョンソン、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)の名前を知らない人はいないでしょう。