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京都の一等地「アジアン夜市」がコロナ下に誕生したワケ。運営会社を直撃した

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夜市名物「台湾料理」を食べてみて

 とはいえ、調理場から漂うスパイスの香りは本物そのもの。店内にはフードコートのように複数のブースが並んでおり、そこから八角などが入り混じった屋台街のあの匂いが押し寄せ、内装も相まって「五感」で食欲がそそられる。

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店内に設けられたブースも雰囲気満載。よく見ると色んな国の漢字が混ざっているがいちいち気にしてはいけない

 提供されるメニューは中国・韓国・台湾などアジア各国の屋台料理約70品目とドリンク。なかでも最も力が入れられているのは、やはり夜市が名物となっている台湾料理だ

 それぞれの価格帯は「滷肉飯(ルーローハン):税込770円」「焼小籠包:2個税込385円」「麺線(台湾風にゅうめん):5種類・各税込660円」「大鶏排(顔の大きさほどもあるフライドチキン):税込715円」などいずれもリーズナブルで、一部商品は外帯(テイクアウト)することも可能。

 ちなみに「本物志向」の人向けに書くと、「臭豆腐」はラインナップされていないようで、あの独特な匂いを楽しむ(?)ことはできない。そして「滷肉飯」の具は、どちらかといえば高雄風に近い「角煮が大きいスタイル」であった。

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麺線+鶏排。紙の器も「現地っぽさ」の1つだ

 このほかにも「パッタイ(タイ風焼きそば):税込770円」、「ナシゴレン(インドネシア風炒飯):税込770円」「トムヤンクンラーメン:税込770円」「ラクサ(シンガポール風ラーメン):税込770円」など、東南アジア各国の料理も味わうことができる。

SNS映えを意識したオリジナルドリンクも

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様々な国の料理が食べられる熱烈観光夜市。ここでは「何処の国に来ているのか分からない自由な取り合わせ」だって可能だ

 ドリンクメニューは冷蔵ケースから好きな飲み物を自分で取り出すシステム。これも「現地っぽさ」のひとつといえよう。

 このドリンクについても「台湾ビール」、中国の「青島ビール」、シンガポールの「タイガービール」といったアルコール飲料をはじめ、ソフトドリンクも台湾の「黒松沙士」、韓国の「七星サイダー」などのソーダ類、さらにシーリング缶でのオリジナル飲料などSNS映えを意識した商品も取り揃えられており、料理に合わせて様々な組み合わせを楽しむことができる。

 ここで「いくら現地の雰囲気満載といえども、まさかイメージキャラクターでもある蛙の料理はないだろう」と探してみると……何と実際にありました蛙料理! 今回はあえて「蛙料理」の写真は掲載しないので、ぜひ実際に現地に行って挑戦してみて欲しい。本場の味とは少し違う気もするが、蛙初心者(?)にも食べやすい見た目と味付けだったのでご安心を。

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