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若い世代が「中古リノベ物件」を好むワケと、意外な落とし穴

暮らし

永遠の憧れ!人気を誇る新築物件と投資用

不動産

 やはり、新築物件は永遠の憧れですよね。新しい建物に最新の設備が完備され、耐久性の心配もありません。また中古物件に比べて修繕費用が安価なことも大切なポイント

 前回のコラム(「郊外の物件」を購入するのはアリか)でも述べたように、現在は至るところで再開発が行われ、立地の良い新築物件が増えてきました。リノベ物件は設備面において、根本的に解決できないこともあり(前述した通り電気や配管設備等)ファミリーで住むことを想定しているのであれば、やはり新築か築年数が浅い中古リノベ物件を選ぶほうが問題は少ないと言えます。

 不動産投資市場においても、近年「リノベ投資」は話題に上がっています

 しかし、投資用となれば専有部の綺麗さや設備の充実さはもちろんですが、やはり立地や間取りも大切になります。コロナ禍の影響もあり不動産投資の注目度は、さらに高まっているので、投資用で考えているのであれば、前述したメリット・デメリットを参考に、時代ニーズに合った物件を選ぶことがポイントになります。

 住居用においても、自身の家族構成やライフスタイルに合わせて決めることが1番です。賃貸でもリノベ物件に住めるところが増えてきているので、まずは賃貸で住んでみるのも良いと思います。それぞれメリット・デメリットはあるので、理解した上で自分の条件と比較してみてはいかがでしょうか。

<TEXT/株式会社リヴトラスト代表取締役 杉本一也>

株式会社リヴトラスト代表取締役。オンワード樫山、佐川急便を経て不動産の世界に未経験で挑戦。以来不動産営業一筋で25年。書籍『40歳から始める不動産投資』(ダイヤモンド社)を出版、マンション投資・資産運用に特化した情報サイト「Liv+(リヴプラス)」を展開

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