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大阪はバーでカラオケが当たり前?東京人が大阪に行って驚いた“独特な飲み屋文化”

コラム

大阪で赤ちょうちんが少ない理由は?

 数年前には若い女性の間で“赤ちょうちん飲み”がブームとなりましたが、大阪で赤ちょうちんが少ない理由はいったい何なのでしょうか?

 大阪の飲食業界関係者に聞いてみました。

「大阪は商店街が多く、昔からある居酒屋は商店街の中に入っていることが多いです。商店街では競うように目立った看板を掲げる店が多いので、赤ちょうちんだけだと目立たないのかもしれません。昔からある天神橋筋商店街では、たまに赤ちょうちんのある飲み屋を見かけることがありますね」

大阪のバーに必ずと言っていいほどあるもの

カラオケ

「東京のバーといえば、マスターが1人でカウンターに立ち、ジャズが流れて各々が静かに飲むイメージですよね。もう少しカジュアルなバーでも、基本的にはお酒と会話を中心に楽しむ場所です。

 大阪にもそういうバーももちろんあるのですが、ほとんどのバーにカラオケ設備があるのが特徴です。客もスタッフも一緒に歌うのが当たり前。客同士が仲良くなることもしょっちゅうで、かなりアットホームな雰囲気です」(大阪の飲食業界関係者)

 東京の人はカラオケをするときはカラオケボックスに行くのが定番ですが、大阪の人はバーやスナックが定番です。それほど大阪のバーにはカラオケが多く、店によってはダーツが置いてあることも。

 また、大阪ではスナックとバーの雰囲気が似ているので、若い男性でもスナックによく遊びに行きます。働いている女性の年齢層も20代が多いので、若い男性客も遊びに行きやすいのかもしれませんね。

 今はコロナで気軽に飲みに行くのは難しいですが、自由に飲みに行ける日が来たら東京と大阪の飲み屋の違いを探してのも楽しいかもしれません。

<取材・文/カワノアユミ>

東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。裏モノ・夜ネタを主に執筆。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。Twitter:@ayumikawano

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